メッツ・千賀滉大

元西武・ギャレットがキッチリ火消し!

 メッツの千賀滉大投手(32)が現地時間19日(日本時間20日)、本拠地シティ・フィールドでのカージナルス戦に先発登板。この日も5回2/3を無失点に抑え、3戦連続無失点で3勝目の権利を持って降板した。

 初回は先頭のヌートバーを2球で遊飛に仕留めるなどテンポ良く7球で3者凡退スタート。2回は一死から四球と右翼線二塁打で二、三塁のピンチを招いたが、7番・ゴーマンをフォークの連投で空振り三振斬り。8番・ポソは中飛に退けゼロを刻んだ。

 3回はヌートバーをフォークで空振り三振に仕留めるなど3人でピシャリ。するとその裏、メッツ打線は2番・ソト、3番・アロンソの連続適時打で2点を先取した。

 援護を受けた千賀は4回、先頭のドノバンに鋭いライナーを許すも、三塁手のビエントスがジャンプ一番で好捕。バックの堅守にも助けられながら、この回も3者凡退でゼロを刻んだ。

 5回は先頭のサジェシに2打席連続となる二塁打を許すと、続くゴーマンの初球が暴投となり無死三塁の大ピンチ。それでも、ゴーマンを再びフォークで空振り三振に仕留めると、続くポソの三ゴロを、代わった三塁手のバティが本塁へ送球しタッチアウト。最後は二死一塁で9番・スコットを左飛に仕留め、この回もピンチでも踏ん張った。

 2点リードで迎えた6回は先頭のヌートバーに四球を与えると、続くコントレラスには中前打を許し再び無死一、二塁のピンチ。それでも、粘る3番・ドノバンを二ゴロ併殺に仕留めグラブをポンと叩いた。二死三塁で4番・アレナドに死球を与えたところで降板。二死一、三塁でリリーフした元西武のギャレットが5番・パールソンを二ゴロに仕留め、千賀の登板結果は5回2/3で今季最多89球、3安打無失点、4奪三振3四死球となった。

 これで5回無失点で今季初勝利を挙げた7日(同8日)のマーリンズ戦、7回無失点で2勝目を挙げた13日(同14日)のアスレチックス戦に続き3試合連続の無失点投球。今季初登板となった1日(同2日)のマーリンズ戦の5回から18回2/3連続無失点となり、ドジャースの山本由伸(防御率0.93)を抜き、ナ・リーグ1位の防御率0.79となった。