![退任を示唆する発言を残したアンチェロッティ監督 [写真]=Getty Images](index_images/index.jpg)
レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督の去就が、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)敗退により、不透明となっている。17日、スペイン『AS』が報じた。
CL準々決勝セカンドレグが16日に行われ、レアル・マドリードはアーセナルと対戦。ファーストレグを0-3で敗れて迎えた一戦は、ブカヨ・サカに先制点を奪われる。直後にヴィニシウス・ジュニオールが同点ゴールを挙げたものの、後半アディショナルタイムに失点を許し、1-2で敗戦。2試合合計1-5となり、準々決勝で姿を消すことになった。
アンチェロッティ監督は試合後、「クラブは監督交代を決断するかもしれない。それは今シーズンかもしれないし、契約が切れる来シーズンの可能性もある」と、自身の将来についてコメント。続けて、「でも、ここでのキャリアを終える時、クラブに感謝したい。それは明日かもしれないし、1カ月もしくは1年後もありえる」と語り、退任を示唆する発言を残した。
同指揮官は2026年6月までの契約を締結しているが、『AS』は、来シーズンも継続して指揮することは奇跡に近いと伝えている。バルセロナと対戦するコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝とラ・リーガ第35節が、アンチェロッティ監督の運命を左右するとの見方を示した。現在リーグ戦で2位のレアル・マドリードは、首位バルセロナに勝ち点差「4」をつけられており、直接対決での勝利とタイトル獲得が続投の鍵となる。
またイギリス『スカイスポーツ』は、4月26日に行われる国王杯後にアンチェロッティ監督が退任する予定だと報道。リーグ戦の結果を待たずにして、レアル・マドリードの監督から退く可能性があると伝えている。