まさかの”アクシデント”…プロ野球、早くも戦線離脱となった大…

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 3月28日に開幕を迎えた2025年のプロ野球。今年も143試合を戦うレギュラーシーズンが始まった。今季は幸先の良いスタートを切った選手がいる一方で、開幕早々に負傷し、一軍登録抹消を強いられた選手も少なくない。ここでは、早くも戦線離脱となった大物選手を紹介したい。

 

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エレフリス・モンテロ(広島東洋カープ)

・投打:右投右打

・身長/体重:190cm/106kg

・生年月日:1998年8月17日

・経歴:サンホセフェイアレグリア中高 - ロッキーズ

 

 4番打者としての活躍が期待されているエレフリス・モンテロ。左脇腹を痛め、開幕3戦目でまさかの離脱となった。

 

 2022年にコロラド・ロッキーズでメジャーデビューしたモンテロ。翌2023年には85試合に出場し、打率.243、11本塁打、39打点を記録。

 

 

 昨季は67試合の出場で4本塁打にとどまったが、メジャー3年間で通算21本塁打を記録した実績を引っ提げ、2025年から広島東洋カープに加入した。

 

 オープン戦では打率.333(33打数11安打)、2本塁打、3打点と日本野球への適応を示し、「4番・一塁」で開幕スタメンに抜擢。

 

 開幕3戦目に来日初安打を放ったが、同戦で左脇腹を痛めた。その後、肉離れの診断を受け、一軍登録を抹消。リハビリを開始しているが、復帰時期は未定となっている。

 

 広島は昨季も開幕カードでマット・レイノルズ、ジェイク・シャイナーと新外国人選手が負傷しており、2年連続で助っ人が開幕早々に離脱する緊急事態となった。

タイラー・オースティン(横浜DeNAベイスターズ)

・投打:右投右打

・身長/体重:188cm/100kg

・生年月日:1991年9月6日

・経歴:ヘリテージ高 - ヤンキース - ツインズ - ジャイアンツ - ブルワーズ

 

 来日初年度から高いパフォーマンスを発揮するも、故障離脱に泣かされてきたタイラー・オースティン。昨季は自身初の規定打席に到達したが、今季は開幕早々に戦線離脱となった。

 

 2016年にメジャーデビューを飾ると、2018年には2球団で計69試合出場、打率.230ながら17本塁打を放つなど大器の片鱗を示した。

 

 

 しかし、その後は思うように成績を伸ばすことが出来ず、2020年に横浜DeNAベイスターズへ入団。来日初年度は度重なる故障で65試合の出場に終わったが、打率.286、20本塁打、56打点と優秀な数字を残した。

 

 翌2021年は107試合の出場で打率.303(規定未満)、28本塁打、74打点の好成績をマーク。

 

 しかし、2022年、2023年は右肘の手術などで戦列を離れ、シーズンの大半をファームで過ごした。

 

 来日5年目の昨季は、細かな離脱こそあったものの、自身初の規定打席に到達。106試合出場、打率.316、25本塁打、69打点の活躍で首位打者に輝いた。

 

 今季は開幕から4番でスタメンに名を連ねたが、4月6日に下半身のコンディション不良により登録抹消。2025年も故障に悩まされている。

トレバー・バウアー(横浜DeNAベイスターズ)

・投打:右投右打

・身長/体重:185cm/92kg

・生年月日:1991年1月17日

・経歴:カリフォルニア大ロサンゼルス校 - ダイヤモンドバックス - インディアンス - レッズ - ドジャース

 

 2年ぶりに横浜DeNAベイスターズに復帰したトレバー・バウアー。開幕直後に離脱を強いられたが、大事には至らなかったようだ。

 

 2012年にメジャーデビューすると、2015年に2桁11勝を挙げ、先発ローテーションに定着。短縮60試合制となった2020年には11試合登板、5勝4敗、防御率1.73の活躍で最優秀防御率、サイ・ヤング賞に輝いた。

 

 

 しかし、その後は出場停止処分を受け、2023年3月にDeNAに電撃加入。

 

 来日初年度は5月から先発ローテーションに加わり、19試合の登板で10勝4敗、防御率2.76の好成績を残した。

 

 昨季はメジャー復帰を目指し、メキシカン・リーグでプレーしたが、2025年は再びNPBでプレーすることになった。

 

 今季は開幕2戦目に先発し、6回1失点の好投を見せたが、左腹部の張りを訴え、登板から2日後に一軍登録を抹消。幸いにも重症にはならず、最短復帰を果たした。

 

 今季はどのような登板間隔で投げるのか、起用法にも注目が集まる。

近藤健介(福岡ソフトバンクホークス)

・投打:右投左打

・身長/体重:173cm/85kg

・生年月日:1993年8月9日

・経歴:横浜高

・ドラフト:2011年ドラフト4位

 

 昨季はパ・リーグ最優秀選手(MVP)に選出されるなど、攻守で圧倒的な貢献を続けている近藤健介。今季は開幕早々に腰の手術を受け、シーズン前半での復帰は絶望的となった。

 

 2011年ドラフト4位で北海道日本ハムファイターズに入団。故障に苦しむ時期もあったが、2018年から3年連続で打率3割超をマークするなど、中心選手に成長した。

 

 

 その後、2022年オフに海外FA権を行使。福岡ソフトバンクホークスへの移籍を決断した。

 

 移籍初年度にはキャリアハイとなる26本塁打、87打点を記録し、本塁打王と打点王を獲得。昨季は打率.314、19本塁打、72打点、11盗塁、出塁率.439の好成績を残し、首位打者、最高出塁率に加え、シーズンMVPに輝いた。

 

 今季は腰の張りを訴え、オープン戦終盤を欠場したが、開幕カードにスタメン出場。しかし、腰痛が再発したため、外側型腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた。

 

 競技復帰まで約3ヶ月の見込みとなっており、前半戦の実戦復帰は厳しい状況だ。

秋山翔吾(広島東洋カープ)

・投打:右投左打

・身長/体重:184cm/86kg

・生年月日:1988年4月16日

・経歴:横浜創学館高 - 八戸大

・ドラフト:2010年ドラフト3位

 

 開幕3連戦で打率.444と好調な滑り出しを見せた秋山翔吾だったが、右足首を痛め、まさかの戦線離脱を強いられた。

 

 2010年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団すると、ルーキーイヤーから一軍に定着。2015年には216安打を放ち、シーズン歴代最多安打記録を樹立した。

 

 

 2017年には143試合出場、打率.322、185安打、25本塁打、89打点、16盗塁と傑出した数字を残し、首位打者と最多安打を獲得。

 

 その後、メジャーリーグでのプレーを経て、2022年6月に広島東洋カープに加入。昨季は138試合に出場し、打率.289、4本塁打、30打点の好成績を収め、守備面でもゴールデングラブ賞に輝いた。

 

 今季は開幕から5番打者を務め、打率.444(9打数4安打)と好スタートを切ったが、3月30日の阪神戦で負傷交代。右足関節外側の靭帯損傷と診断を受け、登録抹消となった。

 

 広島では、開幕前から坂倉将吾など故障者が相次いでおり、チームにとっても痛い離脱となった。

ミゲル・ヤフーレ(東北楽天ゴールデンイーグルス)

・投打:右投両打

・身長/体重:185cm/97kg

・生年月日:1998年5月1日

・経歴:ETIフアンイグナシオバルブエナ高 - ヤンキース - パイレーツ

 

 今季から東北楽天ゴールデンイーグルスに加わったミゲル・ヤフーレ。4月5日のロッテ戦で先発マウンドを託されたが、2回で緊急降板となり、戦列を離れた。

 

 2020年にニューヨーク・ヤンキースでメジャーデビュー。しかし、思うような結果を残せず、25歳の若さで東京ヤクルトスワローズに加わった。

 

 

 来日初年度の昨季は、開幕ローテーション入りを果たすと、4月29日の巨人戦では9回(球数94球)3安打無失点の快投で、“マダックス”を達成。4月だけで4勝を挙げた。

 

 しかし、以降は白星に恵まれなかった。それでも、多彩な変化球を駆使して安定した投球を見せ、最終的に23試合(129回1/3)を投げ、5勝10敗、防御率3.34を記録。

 

 同年オフに自由契約となり、楽天に移籍。新天地でも開幕ローテーション入りを果たしたが、今季初登板で腰の張りを訴え、2回で緊急降板となった。

 

 ヤクルト時代は大きな故障離脱がなかったが、新天地では早々に戦線離脱を強いられることになった。

 

 

【了】