戦列復帰を果たしたセバージョス [写真]=Getty Images

 レアル・マドリードに所属するスペイン代表MFダニ・セバージョスが、逆転でのチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4進出へ意欲を示した。13日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 CL連覇を目指している“王者”が絶体絶命の危機に瀕している。レアル・マドリードは現地時間9日、アーセナルとのCL準々決勝ファーストレグに臨んだ。敵地『エミレーツ・スタジアム』での一戦は前半をスコアレスで折り返すも、58分と70分にデクラン・ライスに直接FKを叩き込まれると、75分にはミケル・メリーノに追加点を献上。キリアン・エンバペやヴィニシウスら自慢の攻撃陣も沈黙し、そのまま0-3で敗れた。

 3点差という重すぎるビハインドを背負い、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』へ帰還することとなったレアル・マドリード。負傷でファーストレグを欠場したセバージョスは「60分までは互角の試合展開で良いプレーができていた。しかし、2つのセットプレーで隙を突かれてしまった。序盤は相手もナーバスだったが、攻め方を見つけることができなかった」と振り返りつつ、逆転を目指すセカンドレグに向けて次のように意気込みを示した。

「謙虚な姿勢で臨まなければならない。ロンドンでのパフォーマンスは悪いものだったし、ミスを修正する必要がある。僕たちは全力を尽くす。同点に追い付くためにはいつも通りのベルナベウ、あるいはそれ以上のものが必要だ。先発の準備はできている。最初の15分間は非常に重要で、ベルナベウを盛り上げるためにも非常に激しいプレーをしなければならない。それができれば多くのチャンスを生み出せるだろう。僕たちは信じている」

 2月27日に行われたレアル・ソシエダとのコパ・デル・レイ(国王杯)準決勝ファーストレグ後は筋肉系のトラブルによって戦列を離れていたセバージョスだが、現地時間13日に行われたラ・リーガ第31節アラベス戦で復帰を果たした。古巣アーセナルとの大一番ではどのようなパフォーマンスを見せられるだろうか。注目の一戦は日本時間17日の午前4時にキックオフされる。

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