クイーンの後継者? ベンソン・ブーン、コーチェラでブライアン・メイと「Bohemian Rhapsody」を共演

日本時間4月12日、コーチェラ・フェスティバルの初日に出演したベンソン・ブーン(Benson Boone)とクイーンのギタリスト、ブライアン・メイとの共演が実現。ブーンは2ndアルバム『American Heart』のリリースも発表した。

【動画を見る】ベンソン・ブーンが「Bohemian Rhapsody」を熱唱、ブライアン・メイのギターソロも

金曜夜、コーチェラのメインステージに登場したベンソン・ブーンは、アクロバティックな動きとともに、大きなサプライズを用意していた。観客の前に現れたのは、あのクイーンのギタリスト、ブライアン・メイ。彼とともに、「Bohemian Rhapsody」と自身のヒット曲「Beautiful Things」のエネルギー全開のパフォーマンスを繰り広げた。

ブーンはフレディ・マーキュリーを彷彿とさせる白とライトブルーの衣装に、王者のようなマントをまとい、ピアノで「Bohemian Rhapsody」のイントロを奏でながらステージに登場。その上部には、ギターをかき鳴らすブライアン・メイの姿が浮かび上がった。

クイーンの伝説的ギタリストを迎えたブーンは、ショーのラストナンバー「Beautiful Things」で、メイと自身のバンドが共に演奏してくれたことに感謝を述べた。この曲では、クイーン風のギターリフに、花火と宙返りが織り交ぜられたスペクタクルな演出も加わった。「この曲は、今年の僕の人生を変えてくれました。楽しんでもらえたら嬉しいです」と、ブーンは観客に語りかけた。

その数分前には、6月20日に2ndアルバム『American Heart』をリリースすることも発表。タイトル曲「American Heart」を披露した際には、愛国的な演出がステージを彩った。

メイはこの共演を事前にほのめかしていた。プライベートジェットの上でブーンと撮った写真をSNSに投稿し、「伝説のパーム・スプリングスに向かう途中、誰と会ったと思う? 何かが起こるかも!?」とコメント。その後には”Boonechella”のポスターもシェアし、「この男のステージは世界を揺るがすぞ」とブーンを称賛した。

ここ数カ月、ブーンはフレディ・マーキュリーにインスパイアされたパフォーマンスを取り入れてきた。観客とのコール&レスポンスや、クイーンのフロントマンを思わせる観客との一体感の演出、さらには身体にぴったりとフィットした派手な衣装も含まれている(空色のグラミー衣装も話題となった)。

ブーンは本誌のインタビューでクイーンについて言及し、70年代を「本当にすごい音楽の時代」と語っていた。「Beautiful Things」は、彼のボーカルレンジをフレディ・マーキュリー的な領域へと押し上げる楽曲だとされ、「あの曲は中途半端な気持ちじゃ歌えないんだ」と本人も語っている。

他の伝説的シンガーたち──たとえばハリー・スタイルズやフレディ・マーキュリー、ジャスティン・ビーバー、ワン・ダイレクションなど──と比較されることについて、ブーンはこう語った。

「僕は、ハリー・スタイルズやフレディ・マーキュリー、ジャスティン・ビーバーやワン・ダイレクションと”同じ”になりたいわけじゃない。それって僕じゃないから。僕はベンソン・ブーンなんだ! 全く違う存在なんだよ」

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From Rolling Stone US.

@bensonboonenation Benson Boone covers Bohemian Rhapsody with Brian May at Coachella #bensonboone #coachella ♬ original sound - Benson Boone Nation