日立製作所の鉄道システム事業を担う日立レールは、英国スコットランドの鉄道事業者、スコットレールとの間で結んでいる通勤車両「クラス385」のメンテナンス契約を7年間延長したことを発表した。
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日立レールと英国スコットレールが結んでいる通勤車両のメンテナンス契約が延長された
スコットレールは50編成以上のエクスプレス車両を保有しており、2024年度のエディンバラ~グラスゴー間における「クラス385」の乗客数は750万人にのぼる。
同区間の列車を従来のディーゼル車両から「クラス385」へ置き換えたことにより、1年あたり82%、約2,500トン(推定値)のCO2排出量が削減されているとのこと。
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スコットレールの車両
今回の契約延長により、「クラス385」におけるすべての点検・整備を引き続き日立レールが担当することになる。契約にはインフラおよび人材への継続的な投資が含まれており、日立のデジタルアセットマネジメントプラットフォーム「HMAX」を活用したデジタルソリューションへの投資も検討していくという。