
なでしこジャパン(日本女子代表)のトレーニングマッチが8日に行われ、J-GREEN堺でコロンビア女子代表と対戦した。
ニルス・ニールセン新監督の国内初陣となった国際親善試合のコロンビア戦(1-1)から2日、その一戦でベンチスタートとなった選手たちが先発し、中盤にはMF浜野まいか(チェルシー/イングランド)の離脱を受けて追加招集された18歳のMF眞城美春(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)が名を連ねた。
試合は、高い位置からプレスをかけてボールを奪いにかかる日本が主導権を握り、MF松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ/アメリカ)や眞城が果敢にゴールを狙ったがネットを揺らすことはできない。それでも前半のアディショナルタイムにボックス内で粘りを見せたFW植木理子(ウェストハム/イングランド)がPKを獲得。これを自ら決めて、なでしこジャパンが先手を奪った。
迎えた後半、なでしこジャパンはハーフタイムにMF清家貴子(ブライトン/イングランド)とMF籾木結花(レスター・シティ/イングランド)を投入。すると投入されたばかりの2選手が結果を残す。まずは46分、右サイドの深い位置に侵入した清家がマイナスのボールをボックス中央へ。これを植木がスルーすると、その後方でフリーになっていた松窪がシュートを流し込み、リードを広げる。
その直後には、中盤でショートパスを繋ぎ、眞城の縦パスを受けた植木からボックス左の籾木へ。籾木はゴール前をうかがいつつ、最後はGKのニアサイドを抜いてゴールネットを揺らした。57分には、松窪のマイナスセンタリングをボックス手前で受けたDF遠藤優(三菱重工浦和レッズレディース)がシュートを決めて4点目。60分にも籾木のFKからDF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)が加点した。
73分にゴール前の混戦から押し込まれて1点を返されたなでしこジャパンだったが、90分にはボックス内でボールを持った眞城がダメ押しとなる6点目を決めて試合は終了。非公式ながら新戦力の活躍もあり、なでしこジャパンが6-1で大勝した。
【スコア】
なでしこジャパン 6-1 コロンビア女子代表
【得点者】
1-0 45+3分 植木理子(PK/なでしこジャパン)
2-0 46分 松窪真心(なでしこジャパン)
3-0 50分 籾木結花(なでしこジャパン)
4-0 57分 遠藤優(なでしこジャパン)
5-0 60分 高橋はな(なでしこジャパン)
5-1 73分 ダニエラ・カラカス(コロンビア女子代表)
6-1 90分 眞城美春(なでしこジャパン)