新たな始まりの季節、春。さまざまな変化が訪れるこのタイミングで、あのコスパ最強イタリアンチェーン「オリーブの丘」もグランドメニューを改定した。ファンにとってはなかなかのビッグニュースである。
もともとメニュー数が多いレストランなので飽きを感じる余裕すらないのだが、新しい顔ぶれが出てくるのは大歓迎。さっそく近場のオリーブの丘でいろいろ実食してみたので、中でも特に美味しかったメニューをいくつかご紹介させていただきたい。
■オリーブの丘で新グランドメニューを堪能! おすすめメニュー3選
味とコスパに優れていることで知られる人気イタリアンチェーン「オリーブの丘」。1,000円あれば3品、ガチで頑張れば4品くらい注文できそうなレベルの価格帯なのに、しっかり美味しいのだから恐れ入るばかりだ。
しかも普通にボリュームもあるし、ちゃんと手間暇もかけていて、パスタに至っては注文が入ってから乾麺を茹でるっていうんだからいよいよ頭(こうべ)を垂れるほかない。「この価格帯なら冷凍麺でも文句は出ませんよ?」とテレパシーを送っているつもりなのだが、どうやら頑なに今のクオリティを守るつもりのようだ。
さて、本題。このたびオリーブの丘のグランドメニューが改定されたということで、特にハマったメニュー3品を順番にご紹介したい。
【1】~オリーブの丘~イタリア産オリーブとたっぷり野菜の菜園風
まずはこれ。「~オリーブの丘~イタリア産オリーブとたっぷり野菜の菜園風」。名前からしてオリーブの丘の代表的なメニューのひとつだと思うが、これはマジでウマすぎる! これからは行くたびに注文してしまうのではないかと思うほど味のバランスが見事だった。
まずは先ほどもお伝えしたとおり、麺が抜群にウマい! 乾麺からちゃんと茹でているおかげでちゃんとアルデンテな食感になっていて、舌触りも最高。物価高のこの時代、715円でこのクオリティはもうなかなかないだろう。
そして何より野菜よ! トマトソースの酸味やみずみずしさ、トロっとしたナスやパプリカの甘みと旨みは、「ああ、これぞ太陽の恵みだな」と地球の営みや宇宙のサイクルに思いを巡らし、感謝したくなるほど。
イタリア産のオリーブやチーズも惜しげなく散りばめられていて、味わいの奥行きもスゴいことになっている。ちなみに、この一皿で1/3日分の野菜を摂取できるのだそう。タバスコや粉チーズを振って味変するのもオススメ!
【2】ピッツァ・チチニエッリ・リモーネ
続いては「ピッツァ・チチニエッリ・リモーネ」。いわゆるしらすのピザだが、多分、みんなが思っているのとは結構違う味わいに仕上がっているんじゃないかと思う。
レモンを絞ってさっぱり食べるというだけでもなかなか珍しいが、表面をよ〜く見てもらえばわかるとおり、なんとスライス&カットしたレモンを具材として一緒に焼き上げているのである。
その味はなんとも新鮮で刺激的! しらすの磯の風味もしっかり効いているし、ネギのシャキシャキ食感もすごくいいアクセントになっている。レモンの酸味も印象的なのだが、レモンの皮の渋みのようなものも味にかなりの深みを持たせている気がする。ピザ生地はライトなサクサク食感で、クリスピーっぽい感じがグッド。もう気分はシチリアのビーチである。
ちなみに、今年はトマトソースベースのしらすのピザ「ピッツァ・チチニエッリ・ポモドーロ」もラインナップに加わったので、食べ比べてみても面白いかもしれない。
【3】~クミン香る~キャロットラぺとパールモッツァレラのブルスケッタ
「~クミン香る~キャロットラぺとパールモッツァレラのブルスケッタ」。これは最初、サイドメニューのひとつとしてなんとなく頼んだのだが、実際に食べてみると相当にクオリティが高かった!
バケットにはガーリックバターのまったりとしたコクが乗り移っており、これがフレッシュなキャロットラペと超好相性。ラペにはスパイシーでエキゾチックなクミンの香りが効いていて、これも結構な新感覚である。そこにイタリア産のパールモッツァレラのミルキーな旨みが加わり、一口サイズながら複雑で立体感のある味わいに仕上がっている。ビールや白ワインのお供にもピッタリかもしれない。
ということで、オリーブの丘の新グランドメニューには魅力たっぷりの商品が選り取り見取り! ぜひお気に入りのメニューをディグってみてほしい。