フジテレビの入社式が1日、東京・台場の同局で行われ、35人(男性16人・女性19人)が入社した。一連の報道を受けての辞退者はいなかった。
アナウンサーは男性1人、女性3人
新入社員の内訳は、総合職27人(男性13人・女性14人)、技術職4人(男性2人・女性2人)、アナウンサー職4人(男性1人・女性3人)。
新人アナウンサーは、以下の4人となる。
【男性】
・室岡 大晴(ムロオカ・タイセイ)九州大学 大学院工学府 1999年12月4日生まれ
【女性】
・浅倉 美恩(アサクラ・ミオン)早稲田大学商学部 2003年3月27日生まれ
・石渡 花菜(イシワタ・ハナ)中央大学文学部 2002年4月16日生まれ
・吉岡 恵麻(ヨシオカ・エマ)関西学院大学社会学部 2002年10月5日生まれ
「皆さんとともに前を向いて一歩一歩着実に進んでいきたい」
清水賢治社長は「皆さん、本日は入社おめでとうございます。入社式という日を純粋に楽しんでいただきたいと思っています」と挨拶。「皆さんは、これから会社という組織に入っていきます。組織に入って仕事を覚えて一人前になった、戦力になった。すると、今度はその仕事のやり方に疑問を持たなくなりやすいです。これが危ないところだと思っています。どのような仕事もそのやり方が正しいかというと、時代の変化によって仕事のやり方も変えていかなくてはいけない。皆さんに忘れないでほしいことは、最初に自分が感じた“なぜそうなのだろう”という違和感を大事に自分の心の中に閉まっておいてください」と話した。
また、前日の第三者委員会報告を受けて「誤りを犯したとき、組織というものはこの誤りに誠実に向き合う勇気が必要です。その誤りの情報を共有して正すことが最も重要なことだと思っています。自分にとっても、組織にとっても、自分たちの間違いを認めることは非常に厳しいことです。強い組織というのは、誤りを修正する力がある組織です。修正する力がある組織は、必ず次の成長へと向かうことができます」と力説。「皆さんとともに前を向いて一歩一歩着実に進んでいきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします」と呼びかけた。