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いよいよ2025年のレギュラーシーズンが開幕したプロ野球。上位進出のためには、新戦力の台頭が欠かせないだろう。とはいえ、昨季リーグ優勝を成し遂げた読売ジャイアンツには、復活を期す選手も多く存在する。そこで今回は、2025年に再起を図る巨人の選手を紹介する。
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坂本勇人
投打:右投右打
身長/体重:186cm/86kg
生年月日:1988年12月14日
経歴:光星学院高
ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目
昨季は大きく低迷した坂本勇人も、巻き返しが必要な選手と言えるだろう。
光星学院高校(現:八戸学院光星高校)時代から超高校級ショートとの評価を得ていた坂本。2006年高校生ドラフト1巡目で読売ジャイアンツ入団が決まった。
高卒2年目の2008年に早くもレギュラーを掴み取ると、その後はチームの中心選手として君臨。2012年に最多安打(173本)、2016年に首位打者(.344)を獲得するなど、打撃タイトルも複数獲得した。
球界を代表する遊撃手として長らく活躍した坂本だったが、2022年から故障に悩まされることが増加。
さらに、開幕から三塁を主戦場とした昨季は、109試合に出場するも、打率.238とまさかの低迷。
今季も開幕スタメンに名を連ねたが、開幕戦で結果を出せず、次戦で早くもスタメン落ちを経験した。打撃面で復調を見せ、再びレギュラーの座を確立したい。
馬場皐輔
投打:右投右打
身長/体重:180cm/97kg
生年月日:1995年5月18日
経歴:仙台育英高-仙台大
ドラフト:2017年ドラフト1位
阪神タイガースから移籍2年目となった馬場皐輔は、ファームで好成績を残しているものの、一軍での出番は少ない状況だ。
仙台育英高校でから仙台大学に進むと、1年時からリーグ戦に登板。チームの67季ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。
その後、阪神からドラフト1位指名を受けてプロ入りを果たすと、プロ3年目の2020年はリリーフとして台頭。
同年は32試合に登板し、11ホールドポイント、防御率2.08の好成績を残した。
さらに翌年は、キャリアハイの44試合に登板した馬場だったが、2022年はわずか7試合の登板にとどまった。
その後、2023年の現役ドラフトで読売ジャイアンツへ移籍した。
移籍初年度の昨季は、ファームで46試合登板、防御率2.62の成績を残すも、一軍登板は1試合のみ。今季はファームで絶対的な成績を残し、早い段階で一軍へ昇格したい。
秋広優人
投打:右投左打
身長/体重:200cm/100kg
生年月日:2002年9月17日
経歴:二松学舎大付高
ドラフト:2020年ドラフト5位
阿部慎之助監督からの叱咤激励に応えたいのが、プロ5年目を迎えた秋広優人だ。
二松学舎大付高校では、高校通算23本塁打をマーク。投手も兼任するなど野球センスも抜群だった。その後、2020年ドラフト5位で読売ジャイアンツに入団。
プロ2年目の2022年にはイースタン・リーグの最多安打を獲得すると翌2023年は一軍に定着。規定打席にはわずかに届かなかったが、121試合出場、打率.273、10本塁打、41打点の好成績を残した。
その後もレギュラーとしての活躍が期待されたが、昨季は再び二軍暮らしが長くなり、一軍ではわずか26試合出場でノーアーチと低迷。阿部監督から苦言を呈されることも多くあった。
今季は熾烈な一軍争いに敗れ、開幕二軍スタートに。まずはファームで目立つ成績を残すことが求められている。
スケールの大きさは間違いないが、持ち味を活かしきれていない状況。2023年のようなバッティングを見せ、不動のレギュラーの座を確立したい。
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田中将大
投打:右投右打
身長/体重:188cm/97kg
生年月日:1988年11月1日
経歴:駒大苫小牧高
ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目
日米通算200勝まで残り3勝としている田中将大。新天地での復活が期待されている。
駒大苫小牧高校時代では、夏の甲子園優勝を経験。聖地で圧倒的なピッチングを見せた。ドラフト会議では、1位指名で4球団競合の末、東北楽天ゴールデンイーグルス入りが決まった。
高卒1年目から先発ローテーションの一角を担うと、11勝をマークする活躍ぶりで、新人王を獲得。
その後はチームのエースとして君臨。特に2013年は 28試合(212回)を投げ、24勝0敗、防御率1.27と圧倒的な数字を残した。
2014年からはメジャーリーグに挑戦し、名門ニューヨーク・ヤンキースで通算78勝をマーク。2021年から楽天へ復帰した。
だが、復帰後は本来の投球が見られず、昨季はわずか1試合登板、0勝1敗と大きく低迷。シーズンオフに自由契約となった。
その後、読売ジャイアンツへの入団が決定。順当に開幕ローテ―ションの座を掴むなど、復活への期待が高まっている。
中川皓太
投打:左投左打
身長/体重:183cm/86kg
生年月日:1994年2月24日
経歴:広島・山陽高-東海大
ドラフト:2015年ドラフト7位
今シーズンは復活を目指す中川皓太。開幕一軍入りはならなかったが、復調に向けて歩みを進めている。
東海大学時代には、最速150km/h近い直球を武器とする左腕として活躍。2015年のドラフト会議で、読売ジャイアンツから7位指名を受けて入団した。
プロ4年目の2019年に大ブレイクを果たし、67試合登板、4勝3敗16セーブ17ホールド、防御率2.37という成績を残した。
その後もブルペン陣の中心として活躍し続けたが、2021年以降は故障に悩まされ、長期離脱を余儀なくされることもあった。
昨季はわずか15試合登板にとどまり、防御率8.76と苦しんだ中川。今季はファームで登板を重ね、復調気配を見せている。
巨人は12球団でも随一の強力リリーフ陣を誇るが、再び一軍戦力として輝きを放ちたい。
高橋礼
投打:右投右打
身長/体重:187cm/90kg
生年月日:1995年11月2日
経歴:専大松戸高-専修大
ドラフト:2017年ドラフト2位
移籍2年目の高橋礼も、巻き返しを図りたい選手の1人だろう。
専修大学では、2年時から大学日本代表へ選出されるなど、早くから頭角を現した高橋。2017年ドラフト2位で福岡ソフトバンクホークスから指名を受けた。
ルーキーイヤーから大器の片鱗を示すと、翌2019年には先発ローテーションの一角として23試合(143回)を投げて12勝6敗、防御率3.34をマーク。新人王に輝いたほか、同年11月に開催されたプレミア12で日本代表入りも果たした。
2020年はリリーフに転向し、52試合登板、防御率2.65と結果を残したが、翌2021年はわずか11試合の登板にとどまり、防御率5.82と大きく低迷。
その後も復調することはできず、2023年オフに読売ジャイアンツへのトレード移籍が決定した。
移籍初年度の昨季は、開幕ローテ入りを果たしたものの、終わってみれば2勝どまりのシーズンに。今季はまずファームで結果を残し、早期の一軍昇格を目指す。
【了】