高齢になった親にイライラすることが増えたと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。 本記事では、高齢の親にイライラしてしまう原因を解説したうえで、上手に付き合う方法を紹介します。高齢の親に起きる変化についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

高齢の親にイライラしてしまう原因

  • 高齢の親にイライラしてしまう原因

まずは、高齢の親に対してなぜイライラしてしまうのかを考えていきましょう。親に優しく対応できない原因は、子ども側の心理的な問題が関わっている場合もあります。あらかじめ原因を把握しておくことで、解決方法も導きやすくなりますよ。

コミュニケーションが不足しているため

実家を出て社会人として働くようになると、親と会う頻度も一気に減ってしまうものです。久しぶりに親と会うと何を話せばいいのか、どのような距離感で接すればいいのかがわからなくなる場合もあります。その結果、親との会話が噛み合わなくなりストレスを感じてしまうことがあるでしょう。

親から愚痴や不満を多く聞かされるため

高齢になるにつれて感情の浮き沈みが激しくなり、愚痴や不満ばかり言うようになる人も多くいます。マイナス要素が強い発言を聞いていると、いくら親であってもうんざりしてしまうでしょう。たとえば、一緒にテレビを見ていても出てくる芸能人の悪口ばかり聞かされるというのはよくある話です。せっかく家族団らんの時間を過ごそうと実家に帰ってきたにもかかわらず、そのような言動をされるとイライラするのも仕方ありません。

親が自分の価値観を押しつけてくるため

子育てや家事のやり方に関して、「昔はこうだった」「私ならこうする」と自分の価値観を押しつけてくる親もいます。親としては押しつけているつもりはなく、あくまでアドバイスとして発言しているのでしょう。しかし、大人になっても親からあれこれ言われると「もう子どもじゃないんだからうるさく言わないで!」と思ってイライラしてしまうものです。

仕事や家事育児で忙しいため

自身も年齢を重ねると仕事で責任のある立場になったり、結婚したり子どもが生まれたり、ライフスタイルが変化していき日々を忙しく過ごすようになっていきます。日々さまざまなこと追われていると心の余裕がなくなり、ストレスが溜まってしまうものです。このような状況のときは、親から何気ない一言を言われるだけでイライラしてしまうこともあります。

高齢の親にはどんな変化が起きている?

  • 高齢の親にはどんな変化が起きている?

人は高齢になるとさまざまな面で変化が起きます。子ども側もそういった事情を理解したうえでコミュニケーションを取ることが大切です。

昔と性格が変わる

高齢になるにつれて性格が変わってしまう人も多くいます。よくあるのは、頑固になったり、自己中心的になったりするケースです。自分の想い通りにならないと怒ってしまったり、攻撃的な態度になったりして、家族が振り回されてしまうこともあります。愚痴や不満ばかり言うようになってしまうのも、こういった自分ではコントロールできない性格の変化が原因かもしれません。

喪失体験で精神面にマイナスな影響が出ている

高齢になると、兄弟や友人との死別によって今までに感じたことのない喪失感を体験するようになります。それだけでなく、老化による体の変化によって今までできていたことができなくなった、退職によって社会での役割や家庭での立場を失ったと感じるようになった、といった喪失感を味わう人もいます。

このような喪失体験が精神面にマイナスな影響を与えることも少なくありません。たとえば、気分が落ち込みやすくなったり、不安や孤独を強く感じるようになったりといった変化はよくあるケースです。

高齢の親にイライラせず上手に付き合う方法

  • 高齢の親にイライラせず上手に付き合う方法

高齢の親にイライラしてばかりでは、今まで築いてきた関係も悪化してしまいます。親との関係はそう簡単に切れるものではありません。上手く付き合っていく方法を見つけましょう。

親の変化を理解する

高齢になるとさまざまな面で変化が起きる、という現実をまずは受け入れましょう。愚痴や不満が多くなるのも加齢が理由だと理解すれば「仕方ない」と思えるようになります。以前のような親の姿に戻るのを期待するのではなく、今の状況で上手に付き合っていけるように気持ちを切り替えることが大切です。

親と会う頻度を増やす

親と定期的に会うことで心の距離も縮めることができるでしょう。もし親の体調が悪くなっても早めに気づけるというメリットもあります。遠方に住んでいて日常的に会うのが難しい場合は、メールやビデオ通話でコミュニケーションを取る方法も有効です。

親に趣味を持ってもらう

趣味を持つことで、性格にポジティブな変化が見られる場合があります。さらに、趣味に没頭するようになれば、暇な時間が減ることで子どもへの干渉も少なくなるでしょう。旅行やダンス、ウォーキングなどアクティブな趣味でもいいですし、体力に不安があるなら音楽鑑賞や読書などもおすすめです。親が好きそうなことをピックアップしてすすめてみるといいでしょう。

自分のストレス解消法を見つける

高齢の親にイライラしても、ストレス解消法を身につけておけば気持を落ち着かせることができます。たとえばジムでトレーニングをしたり、好きなゲームに集中したり、無心になれる時間を作るのもいいかもしれません。心に余裕を持ち、自分の気持ちをコントロールできるようになれば、親とも上手くやっていけるようになるでしょう。

専門機関に相談する

どのような手を尽くしても高齢の親と上手に関係性を築けない場合は、専門機関に相談するのもひとつの方法です。状況によっては介護サービスや見守りサービスを利用できる場合もあるので、地域の窓口などに確認してみましょう。いきなり専門機関に行くのは抵抗があるという人は、周囲の人に相談してアドバイスをもらうのもおすすめです。

まとめ

  • まとめ

高齢の親にイライラするのは誰にでもあることです。イライラしてしまうことに罪悪感を抱いたり、自分を責めたりする必要はありません。そのような気持ちを持つと自分を追い詰めてしまうことになりかねません。仕方のないことだと受け入れて、状況に応じた上手い付き合い方を考えていきましょう。