マルハニチロは3月25日、「回転寿司に関する消費者実態調査」の結果を発表した。調査は2025年2月19日~2月20日、全国の15歳~59歳の男女で、月に1回以上回転寿司店を利用する3,000名を対象にインターネットで行われた。
回転寿司店選びで重視すること
全回答者に回転寿司店を選ぶ際に重視していることを聞いたところ、「値段が安い」(35.1%)に最も多く回答が集まり、次いで「ネタが新鮮」(27.0%)、「ネタの種類が豊富」(25.0%)、「家から近い」(24.2%)、「タッチパネルで注文できる」(24.1%)となった。
回転寿司店に行くとき、順番予約をするか
全回答者に、回転寿司店に行くときの事前予約について、電話やネット・アプリで順番予約をしてから行くことが多いか、順番予約をせずに行くことが多いか聞いたところ、「順番予約をしてから行くことが多い(計)」は60.5%、「順番予約をせずに行くことが多い(計)」は39.5%となった。
「カウンター席」か「テーブル席」か
全回答者に、座席の利用について、カウンター席とテーブル席のどちらを多く利用しているか聞いたところ、「カウンター席が多い(計)」は24.5%、「テーブル席が多い(計)」は75.5%だった。男女・世代別にみると、「カウンター席が多い(計)」は20代男性(41.9%)が最も高くなり、「テーブル席が多い(計)」は10代女性(90.5%)が最も高く、9割を超えた。
回転寿司店で食べる皿数
全回答者に、回転寿司店で寿司を何皿程度食べることが多いか聞いたところ、「5皿~9皿」(40.8%)や「10皿~14皿」(37.3%)に多くの回答が集まり、平均は9.9皿だった。男女別にみると、男性では「10皿~14皿」(48.1%)に最も多くの回答が集まり、平均は11.6皿だった。女性では「5皿~9皿」(59.7%)に最も多くの回答が集まり、平均は8.2皿だった。
エリア別にみると、食べる皿数が最も多かったのは東北(10.7皿)、次いで多くなったのは関東と四国(いずれも10.1皿)だった。
回転寿司店で支払う金額
全回答者に、回転寿司店を利用した際、1人あたりいくらくらい支払うことが多いか聞いたところ、「1,000円~2,000円未満」(49.6%)に最も多くの回答が集まり、平均は1,940円だった。男女別にみると、平均は男性2,214円、女性1,667円と、男性のほうが547円高くなった。
エリア別にみると、支払うことが多い金額の平均は東北(2,058円)が最も高くなり、四国(2,055円)、関東(2,032円)が続いた。
また、回転寿司店を利用した際、1人あたりいくらくらい支払ったときに食べ過ぎたと感じるか聞いたところ、「2,000円~3,000円未満」(34.2%)に最も多くの回答が集まり、平均は2,892円だった。男女別にみると、男性平均が3,290円、女性平均が2,494円と、男性のほうが796円高くなった。
「回っているネタ」か「注文して握ってもらうネタ」か
全回答者に、回転寿司店に行った際、回っているネタと注文して握ってもらうネタのどちらを多く食べるか聞いたところ、「回っているネタが多い(計)」は25.3%、「注文して握ってもらうネタが多い(計)」は74.7%となった。
男女別にみると、「注文して握ってもらうネタが多い(計)」の割合は、女性では79.2%と、男性(70.1%)と比べて9.1ポイント高くなった。
回転寿司店でよく食べるネタは?
全回答者に、回転寿司店に行った際に「よく食べているネタ」を聞いたところ、1位は「サーモン」(47.1%)で、2012年の調査から14年連続の1位となった。以降、2位「マグロ(赤身)」(37.9%)、3位「マグロ(中トロ)」(30.5%)、4位「ハマチ・ブリ」(29.1%)、5位「エビ」(27.8%)となった。
男女別にみると、男女ともに1位「サーモン」(男性42.2%、女性51.9%)、2位「マグロ(赤身)」(男性41.2%、女性34.7%)となり、男性では3位「マグロ(中トロ)」(32.5%)、女性では3位「エビ」(32.6%)と続いた。女性では「サーモン」と回答した人の割合(51.9%)は過半数となった。
よく食べているネタがある人(2,967名)に、回転寿司店に行った際に「最もよく食べているネタ」を聞いたところ、1位「サーモン」(20.9%)、2位「マグロ(赤身)」(12.8%)、3位「ハマチ・ブリ」(6.6%)、4位「マグロ(中トロ)」(6.1%)、5位「エビ」(5.8%)となった。
「最もよく食べているネタ」の回答について、その理由を聞いたところ、1位の「サーモン」については「おいしいし身体にいいから」「味に癖がなくて食べ飽きないから」「脂が乗っておいしいし、安いから」「バラエティに富んでいるから」といった理由が挙がった。おいしさだけでなく健康面からも選ばれているようだ。2位の「マグロ(赤身)」については「どの店でも、それなりのクオリティでおいしいから」「さっぱりしていておいしいから」、3位の「ハマチ・ブリ」については「味が安定していておいしいから」「おいしくて新鮮だから」等の理由が挙がった。
最初に食べるネタ、シメに食べるネタ
全回答者に、回転寿司店に行った際に「最初に食べることが多いネタ」を聞いたところ、1位「サーモン」(18.7%)、2位「マグロ(赤身)」(13.0%)、3位「マグロ(中トロ)」(7.0%)、4位「ハマチ・ブリ」(5.8%)、5位「マグロ(大トロ)」(4.8%)となった。
男女別にみると、男性では1位「マグロ(赤身)」(14.9%)、2位「サーモン」(13.7%)、3位「マグロ(中トロ)」(7.8%)、女性では1位「サーモン」(23.6%)、2位「マグロ(赤身)」(11.1%)、3位「ハマチ・ブリ」(6.7%)となった。
回転寿司店に行った際に「シメに(最後に)食べることが多いネタ」を聞いたところ、1位「サーモン」(10.0%)、2位「マグロ(赤身)」「マグロ(中トロ)」(いずれも4.5%)、4位「玉子」(4.1%)、5位「エビ」「ネギトロ」「鉄火巻き」(いずれも3.9%)となった。
男女別にみると、男性では1位「サーモン」(7.3%)、2位「マグロ(赤身)」(5.6%)、3位「マグロ(中トロ)」(5.0%)、女性では1位「サーモン」(12.6%)、2位「エビ」(5.4%)、3位「ネギトロ」(4.5%)となった。
我慢することが多いネタ
次に、回転寿司店に行った際に、「我慢することが多いネタ」を聞いたところ、「マグロ(大トロ)」(18.3%)がダントツとなり、「ウニ」(9.9%)、「マグロ(中トロ)」(9.3%)、「イクラ」(7.3%)、「アワビ」(5.5%)が続いた。
コスパがいいと思うネタ
回転寿司店に行った際に、「コスパがいいと思うネタ」を聞いたところ、1位「サーモン」(17.2%)、2位「マグロ(赤身)」(15.4%)、3位「マグロ(中トロ)」(7.8%)、4位「ハマチ・ブリ」(7.4%)、5位「ネギトロ」(7.2%)となった。「我慢することが多いネタ」でも3位に挙げられた「マグロ(中トロ)」が同じく3位という結果となった。
回転寿司店で行ってほしいフェア・キャンペーン
全回答者に、回転寿司店でどのようなフェア・キャンペーンを行ってほしいと思うか聞いたところ、「旬のネタ」(48.1%)が最も高くなった。旬のものに対して敏感な人が多いようだ。次いで高くなったのは、「地方ネタ・ご当地グルメ」(38.8%)、「大切り・大盛り」(34.7%)、「国産ネタ」(33.0%)、「高級ネタ(トロ、カニ、イクラ、ウニなど)」(31.7%)だった。
世代別にみると、10代では「季節イベント(クリスマス、ひな祭りなど)」(35.1%)が1位となった。
回転寿司を食べに行きたい都道府県
全回答者に、自身が住んでいる都道府県以外で回転寿司を食べに行きたいと思う都道府県を聞いたところ、「北海道」(1,404名)がダントツとなった。数多くの海産物が名産となっている北海道で新鮮な海の幸を手軽に堪能したいという人が多いようだ。続いて、「石川県」(362名)、「富山県」(304名)、「東京都」(262名)、「静岡県」(161名)となった。
さらに、回転寿司を食べに行きたいと思う都道府県で外せない(絶対に食べたい)と思う寿司ネタを聞いたところ、北海道では1位「ホタテ」(218名)、2位「イクラ」(211名)、3位「ウニ」(204名)、石川県では1位「ノドグロ」(130名)、2位「カニ」(45名)、3位「ブリ」(35名)、富山県では1位「ブリ」(101名)、2位「白エビ」(43名)、3位「ホタルイカ」(35名)となった。
回転寿司店のSDGsへの取り組みとお店選びについて
全回答者に、回転寿司店がSDGsに関する取り組みを行った場合、お店選びの優先度は高くなるか聞いたところ、「低利用魚・未利用魚の活用(水揚げされても利用されない魚の活用)」では「非常に高くなる」が18.6%、「やや高くなる」が35.4%で、合計した「高くなる(計)」は54.0%となった。「環境にやさしい素材の店舗備品を使用(商品袋やストローなど)」では「高くなる(計)」は49.4%、「寿司文化の発信・継承(動画配信やイベント開催、職人コンテスト開催など)」では「高くなる(計)」は49.3%となり、「食品ロス軽減のための回転レーン廃止(高速レーンだけに)」については「高くなる(計)」は54.7%だった。
漁業支援に関する取り組みへの評価をみると、「持続可能な漁業・養殖の実施・支援」では「高くなる(計)」は54.2%、「漁業就業者の支援」では「高くなる(計)」は53.7%となった。
MSC認証・ASC認証を取得した魚を回転寿司で食べたいか
海洋資源の持続可能な利用を促すための国際的な認証制度として、天然の水産物が持続可能な漁業により漁獲されていることを示すMSC認証、養殖魚やシーフードが環境や社会的責任をもつ養殖業で生産されたことを示すASC認証がある。それらの持続可能な水産業に関する認証について質問した。
全回答者に、持続可能な漁業・養殖の認証(MSC認証・ASC認証)を取得した魚を回転寿司で食べたいか聞いたところ、「積極的に食べたい」は23.9%、「まあまあ食べたい」は54.7%で、合計した「食べたい(計)」は78.6%となった。多くの人がMSC認証・ASC認証取得の魚を回転寿司で食べることに対して肯定的なようだ。
世代別にみると、20代(81.9%)、50代(80.6%)では「食べたい(計)」の割合が8割を超える結果となった。
回転寿司デートについて
全回答者に、デートで回転寿司店に行ったことがあるか聞いたところ、「ある」は52.3%、「ないが、行きたいと思う」は27.7%となった。
世代別にみると、「ある」と回答した人の割合は、40代が最も高く60.0%となった。また、「ないが、行きたいと思う」は10代で最も高く54.3%となった。
全回答者に、回転寿司デートをした際に、"パートナーにこれだけはやってほしくない"と思うものを聞いたところ、「香りの強い香水をつけて入店する」(31.1%)が最も高くなった。飲食店でのマナーに対して敏感な人が多いようだ。次いで、「入店前の待ち時間に機嫌が悪くなる」(28.9%)、「注文した品がなかなか来ないと文句を言う」(20.3%)、「お皿の数を"何皿まで"と決めている」(19.9%)、「お茶やしょうゆを自分の分しか用意しない」(19.4%)となった。
男女別にみると、男性回答では「香りの強い香水をつけて入店する」(23.7%)、女性回答では「入店前の待ち時間に機嫌が悪くなる」(39.1%)が最も高くなった。また、「入店前の待ち時間に機嫌が悪くなる」(男性18.7%、女性39.1%)で男性と比べて女性のほうが20.4ポイント高くなった。楽しいはずのデートの時間を台無しにしてしまう態度にがっかりする女性が多いのかもしれない。
回転寿司デートをしたい芸能人、スポーツ選手
全回答者に、回転寿司デートをしたいと思う芸能人を聞いたところ、男性回答では1位「広瀬すずさん」(53名)、2位「川口春奈さん」(37名)、3位「浜辺美波さん」(31名)、4位「綾瀬はるかさん」「吉岡里帆さん」(いずれも29名)となった。
女性回答では1位「目黒蓮さん(Snow Man)」(50名)、2位「木村拓哉さん」(21名)、3位「明石家さんまさん」(18名)、4位「横浜流星さん」(17名)、5位「大泉洋さん」「平野紫耀さん(Number_i)」(いずれも16名)となった。前回調査で2位だった目黒蓮さんが票を伸ばし、1位に順位を上げる結果となった。
また、回転寿司デートをしたいと思うスポーツ選手を聞いたところ、男性回答・女性回答ともに「大谷翔平さん」(男性188名、女性336名)が1位となった。
以降、男性回答では2位が「角田夏実さん」(24名)、3位「阿部詩さん」(21名)、4位「北口榛花さん」(15名)、5位「早田ひなさん」(11名)、女性回答では2位「髙橋藍さん」(26名)、3位「石川祐希さん」(17名)、4位「阿部一二三さん」(14名)、5位「三笘薫さん」(10名)と続き、昨年のオリンピック選手が多く挙がった。
回転寿司店とコラボしてほしいと思うアニメ
全回答者に、回転寿司店とコラボしてほしいと思うアニメを聞いたところ、1位「ONE PIECE」(139名)、2位「ちいかわ」(110名)、3位「ドラえもん」(109名)、4位「鬼滅の刃」(104名)、5位「名探偵コナン」(86名)となった。
また、回転寿司店のタッチパネルの音声を担当してほしいアニメキャラを聞いたところ、1位「ドラえもん-ドラえもん-」(143名)、2位「孫悟空-ドラゴンボール-」(88名)、3位「江戸川コナン-名探偵コナン-」(79名)、4位「ちいかわ-ちいかわ-」(65名)、5位「モンキー・D・ルフィ-ONE PIECE-」(64名)となった。