SEVENTEENのHOSHIとWOOZIが語る『BEAM』「僕たちは、どんなときも助け合ってきた」

13人組K-POPグループSEVENTEENのパフォーマンスチームを率いるHOSHIと、ボーカルチームを指揮するWOOZI。ふたりのリーダーによる新プロジェクトが始動した。

【写真】HOSHI X WOOZIのアザーカット

人気沸騰中のK-POPグループSEVENTEENのメンバーは全部で13人。つまり、コンビの組み合わせは78通りあることになる。実際、SEVENTEENはボーカルチーム、ヒップホップチーム、パフォーマンスチームという3つのユニットで構成されており、これに加えてDK、SEUNGKWAN)、HOSHIによるBSS、JEONGHANとWONWOOのJxWという2つのサブユニットが存在する(なお、JEONGHANは昨年9月に兵役を開始、WONWOOは4月3日から兵役履行を始めることが発表されたばかりだ)。そんなSEVENTEENから、1stシングルアルバム『BEAM』を携えた新ユニット、HOSHI X WOOZIが誕生した。

パフォーマンスチームのリーダーであるHOSHIと、ボーカルチームのリーダーであり、グループのメインプロデューサーとしてほぼすべての楽曲の作詞・作曲に携わるWOOZI。SEVENTEENのふたりの”黒幕”によるユニット結成は、ファンにとって待望の瞬間といえるだろう。

本誌はそんなふたりを直撃し、友情を結ぶきっかけになった中学校時代の思い出や互いのすごいところなどについて、リードシングル「96ers」のMV撮影現場で撮影されたスペシャルフォトとともに語ってもらった。

―HOSHIさんとWOOZIさんの見事なケミストリーの秘密は何でしょう?

HOSHI:WOOZIとは中学生の頃から仲が良く、彼とユニットを組むことは長年の夢でした。「Bring It」のあと、こうして僕たちを応援してくれるファンのみなさんのためにアルバムを制作する機会をいただき、とても特別な作品をつくることができました。ようやく皆さんに披露できることが、本当に楽しみでワクワクしています。

―今回、WOOZIさんとタッグを組んでいちばん良かったことは?

HOSHI:練習生時代からこれまで、僕たちは音楽に対する深い愛情を共有してきました。WOOZIと一緒に曲をつくり、みなさんの前で披露することは、僕にとってかけがえのないことなんです。そういう意味でも、このアルバムは僕たちにとって大きな節目になったと感じています。

―HOSHIさんから見て、WOOZIさんの「ここがすごい」と思うところは?

HOSHI:やると決めたときの献身的な姿勢と集中力は、本当に尊敬しています。目的のために全身全霊を傾けられる力や、大事な局面で白黒をはっきりつける決断力は、いつも見習いたいと感じています。

―WOOZIさんは、今回HOSHIさんとタッグを組んでいかがでしたか?また、HOSHIさんの「すごさ」はどこにありますか?

WOOZI:親友であるHOSHIと一緒にアルバムをリリースできたことに、心から感謝しています。そのおかげで、この特別な作品がさらに意味のあるものになりました。夢に向かう情熱と決意という点では、HOSHIにかなう人はいません。僕が知る限り、彼はもっともモチベーションの高い人です。

―おふたりにとって『BEAM』は、どんなアルバムですか?

WOOZI:僕たちの姿をそのまま映し出した、ありのままの自分たちを表現した鏡のようなアルバムです。

―『BEAM』の収録曲として、「PINOCCHIO (feat. So!YoON)」「96ers」「STUPID IDIOT」の3曲を選んだ理由は?

WOOZI:迷いなく、心の命じるままに選びました。ストレスや葛藤は一切なく、自然とこの3曲に決まりました。

―『BEAM』制作中に、互いの新たな一面を発見することはありましたか?

HOSHI:WOOZIは優れたプロデューサーであることはよく知られていますが、実は素晴らしいダンサーでもあります。僕はずっと前から気づいていましたが、意外と知られていないんです。今回のアルバムでは、WOOZIのダンサーとしての実力にも注目してもらえたらうれしいです。

WOOZI:長年一緒にいるので、新たな一面を発見する機会はあまりありませんが、このアルバム制作を通じて改めてHOSHIの魅力を再認識しました。それを楽しむ自分にも気づきましたね。

―特に大変だったことはありますか?

HOSHI:グループ活動との両立が大変なこともありましたが、それ以上にアルバム制作を心から楽しめました。自分たちの好きな音楽を作れることの高揚感と、楽しみに待ってくれているファンのみなさんの存在が、すべてのプロセスにやりがいを与えてくれました。

―「Bring It」での共演から8年が経ちました。今回再びタッグを組むことについて、また、楽曲やコンセプトづくりのインスピレーションについて教えてください。

WOOZI:もっとも大きなインスピレーションは、間違いなくBIGBANGです。HOSHIも僕も、彼らのパフォーマンスや功績に憧れ、いつかはあのような素晴らしいグループやユニットになりたいと夢見てきました。今でもBIGBANGへの憧れを語り合っていますし、その思いが今回のプロジェクトをより意味のあるものにしてくれたと感じています。

―「96ers」の歌詞に〈初めての出会いは中学2年生〉とあります。当時を振り返って、今のおふたりがその頃の自分に会えたら、どんな反応をすると思いますか?

HOSHI:あの頃の僕たちがこの瞬間を目にしたら、きっと大興奮すると思います。今の僕たちの姿は、あの頃の自分たちにとっての希望や勇気になっているはずです。僕自身、初心を忘れずに、あの頃の気持ちに励まされ続けています。

WOOZI:当時は、こんな未来が待っているとは思っていませんでした。でも今振り返ると、出会ったときからHOSHIとは特別な絆を感じていましたし、この道を進むのは自然なことだったのかもしれません。

―おふたりにとって、特に印象に残っている思い出は?

HOSHI:WOOZIと過ごすすべての瞬間がかけがえのない大切な思い出です。長い時間を共にし、多くのことを達成してきたので、ひとつを選ぶことはできません。

―「96ers」には、過去の楽曲「Mansae」や「Cheers」とリンクするようなフレーズが散りばめられています。過去の要素を取り入れた理由や、CARATのみなさんへのメッセージがあれば教えてください。

WOOZI:楽曲制作の中で、SEVENTEENとしての軌跡を自然と取り入れたくなったんです。それはHOSHIも僕も、SEVENTEENの”心臓部”として共に歩んできたからこそだと思います。ファンのみなさんには、このアルバムを通じて、肩肘張らない友情や仲間意識を感じてもらえたらうれしいです。

―このアルバムを聴いた他のメンバーの反応は?

HOSHI:「僕たちにぴったりの音楽だ」と言ってもらえました。ステージを楽しんで、最高のパフォーマンスを届けてほしい、と応援の言葉もたくさんもらいました。きっと、みんなにとっても忘れられないステージになると信じています。

from Rolling Stone US