• 清乃あさ姫

広瀬以外にも、松山ケンイチ、磯村勇斗、成田凌、リリー・フランキーら世代を代表する“味のある”俳優たちが顔を揃える。清乃は「これまで普通にテレビでドラマを観ていた方たちばかり。その方々と同じ現場にいるというのは、とにかく不思議でありつつ、大きな刺激を受けています」と目を輝かせると「それぞれ現場の居方や取り組み方も全然違うので、本当に勉強になります」とかけがえのない経験になっていることを明かす。

リリーとは、第4話でじっくりと対峙するシーンがあった。「過去のことを打ち明けるシーンだったのですが、自分のなかで緊張などもあり、うまく感情が乗らないなとずっと不安でした。でも実際現場に行くとリリーさんが、とても優しい口調でセリフを言ってくださって……。そのリリーさんの佇まいや目の表情を見ているだけで、自然と泣きそうになるほど感情を引き出してくださったんです」。

広瀬やリリーと対峙したことで、役への準備やキャラクターに対する自身のイメージは大切ではあるものの、シーンのなかで、相手と向き合って生まれる感情の尊さを実感したという清乃。そしてリリー自身も広瀬と同じように、撮影の合間はとてもリラックスしていて、メリハリが利いているという。

「本番以外だと、いつもふざけているんです(笑)。すごく大御所の方なのですが、私がインタビューで好きな食べ物を答えなくてはいけないとき、どんなことを話せば盛り上がるのか、一緒に考えてくださいました。とても優しく接していただいて、感動しました」。

俳優として多くの経験を積むことができたという『クジャクのダンス、誰が見た?』。4月12日スタートの日本テレビ系ドラマ『なんで私が神説教』への出演も控えている。本作では「念願だった」という学園ドラマで気合がみなぎる。「本当に学園ものをやりたいと思っていたので、楽しみです」と期待を口にすると「私がこのお仕事をやってみたいと思ったきっかけとなったのが『ハリー・ポッター』シリーズだったので、もっとたくさんいろいろな経験を積んで、いつか海外の作品に出てみたいです」と大きな目標を語っていた。

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■清乃あさ姫
2005年9月2日生まれ、千葉県出身。2022年にミサワホームのCMでデビューし、2023年にNHK大河ドラマ『どうする家康』で女優デビュー。その後、ドラマ『366日』『全領域異常解決室』(24)などに出演。

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