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2025年のプロ野球は、3月28日にレギュラーシーズンの開幕を迎える。オープン戦では各球団で開幕スタメン・開幕一軍入りをかけた戦いが続いており、熾烈な争いに大きな注目が集まっている。ここでは、阪神タイガースの一軍メンバー当落線上の選手を紹介したい。
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植田海
・投打:右投両打
・身長/体重:175cm/70kg
・生年月日:1996年4月19日
・経歴:近江高
・ドラフト:2014年ドラフト5位
昨季は代走や守備固めとあらゆる役割をこなし、シーズン通して一軍に帯同した植田海。新体制でもスペシャリストとして、戦力に加わりたいところだ。
2014年ドラフト5位で阪神タイガースに入団。高卒4年目の2018年に自身初の開幕一軍スタート。
同年は代走や守備固めで一軍に定着し、自己最多の104試合出場、19盗塁を記録した。
その後は本職の二遊間に加えて外野もこなし、ユーティリティープレイヤーとして存在感を発揮。2021年には自身3度目の2桁盗塁をクリアした。
昨季は59試合出場、打率.273(11打数3安打)、4盗塁をマーク。打席数こそ限られたが、7月14日の中日戦では走者一掃の3点適時打を放つなど、印象的な活躍を見せた。
プロ11年目を迎える今季も、オープン戦では代走や守備固めを主戦場に出場を重ねている。熊谷敬宥や島田海吏など同様の役割をこなすライバルもいるが、開幕一軍に生き残ることができるか注目だ。
渡邉諒
・投打:右投右打
・身長/体重:178cm/86kg
・生年月日:1995年4月30日
・経歴:東海大甲府高
・ドラフト:2013年ドラフト1位
移籍2年目の昨季は67試合に出場し、いぶし銀の活躍を見せた渡邉諒。実績のある選手だが、ここまで二軍戦での出場が続いている。
2013年ドラフト1位指名で北海道日本ハムファイターズの一員になった渡邉。高卒6年目の2019年に二塁のレギュラーを掴んだ。
同年は132試合出場、打率.262、11本塁打、58打点の好成績をマーク。翌2020年も規定打席をクリアし、打率.283と優れた数字を残した。
しかし、その後は出番を減らし、2022年オフに阪神タイガースにトレード移籍となった。
移籍初年度こそ苦しんだが、昨季は67試合の出場で打率.260、2本塁打、11打点を記録。主力選手の不調時にはスタメン出場し、存在感を発揮した。
しかし今季は、ここまで二軍戦での出場がメインとなっている。開幕までに昇格を勝ち取り、開幕一軍の座を掴み取りたい。
榮枝裕貴
・投打:右投右打
・身長/体重:180cm/86kg
・生年月日:1998年5月16日
・経歴:高知高 - 立命館大
・ドラフト:2020年ドラフト4位
プロ4年間で通算4試合の一軍出場にとどまっている榮枝裕貴。藤川球児監督が就任した今季は、オープン戦で積極的に起用されており、自身初の開幕一軍を視界にとらえている。
立命館大から2020年ドラフト4位で阪神タイガースに入団。ルーキーイヤーは度重なる故障によって一軍出場なしに終わり、翌2022年のシーズン最終戦で一軍デビュー。
その後も一軍での出番が限られ、昨季は1試合の出場に終わった。
一方、二軍では82試合に出場し、打率.274、3本塁打、32打点、14盗塁と潜在能力の高さを発揮。
プロ5年目の今季は、指揮官に苦言を呈される場面もあったが、3月8日のDeNA戦ではプロ入り後初となる一軍フル出場を果たすなど、チャンスを得ている。
阪神の捕手陣には、経験豊富な梅野隆太郎や坂本誠志郎が控える。一軍入りをかけてドラフト4位ルーキーの町田隼乙や、高卒4年目の中川勇斗らとの競争となっている。
畠世周
・投打:右投左打
・身長/体重:186cm/82kg
・生年月日:1994年5月31日
・経歴:近大福山高 - 近畿大
・ドラフト:2016年ドラフト2位
今季から阪神タイガースに加わった畠世周。対外試合では結果を残しており、開幕一軍が視界に入っている。
近畿大から2016年ドラフト2位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーは右肘手術の影響で出遅れたが、シーズン後半から先発ローテーションに定着し、13試合の登板で6勝を挙げた。
2021年のシーズン途中にリリーフに転向すると、同年は自己最多の52試合登板、4勝3敗11ホールド、防御率3.07の好成績をマーク。
しかし、その後は再び右肘の手術を行い、2023年は一軍登板なしに終わった。
昨季は二軍で37試合の登板で防御率1.41を記録したが、一軍ではわずか1試合の登板。同年オフに行われた現役ドラフトで阪神に移籍となった。
新天地で迎えた今季は、対外試合で再三の好投を疲労。3月12日の西武戦では1点リードの9回に登板し、三者凡退の投球でセーブを記録した。
一方で、阪神のブルペン陣は層が厚い。一軍入りに向け、さらなるアピールを見せたいところだ。
豊田寛
・投打:右投右打
・身長/体重:178cm/86kg
・生年月日:1997年4月28日
・経歴:東海大相模高 - 国際武道大 - 日立製作所
・ドラフト:2021年ドラフト6位
プロ入り後3年間は二軍を主戦場としており、今季は正念場のシーズンとなる豊田寛。藤川球児監督に代打の切り札として期待されているが、オープン戦では結果を残せていない状況だ。
東海大相模高時代には4番打者として甲子園優勝を経験。国際武道大、日立製作所を経て2021年ドラフト6位で阪神タイガースに入団した。
ルーキーイヤーは開幕直後に一軍でスタメン出場の機会を得るも、出場5試合で7打数無安打。その後は二軍暮らしが続き、翌2023年は一軍出場なしに終わった。
昨季は6月に一軍昇格し、6月13日のオリックス戦でプロ初安打を記録。しかし、一軍では最終的に11試合の出場で打率.211と目立つ数字を残せなかった。
一方、二軍では90試合に出場し、打率.294、2本塁打、41打点の好成績をマーク。潜在能力の高さを示した。
プロ4年目の今季は、藤川監督に期待をかけられて春季キャンプ一軍スタート。ここまで目立つ数字を残せていないが、残りのオープン戦でアピールを見せ、開幕一軍の座を掴みたいところだ。
岩貞祐太
・投打:左投左打
・身長/体重:183cm/87kg
・生年月日:1991年9月5日
・経歴:必由館高 - 横浜商科大
・ドラフト:2013年ドラフト1位
昨季は自己ワーストとなる2試合の登板に終わった岩貞祐太。開幕一軍入りには猛アピールが必須となるが、対外試合では思うような結果を残せていない。
横浜商科大から2013年ドラフト1位で阪神タイガースに入団。プロ3年目の2016年に先発として頭角を現し、25試合登板、10勝9敗、防御率2.90の好成績を残した。
2020年からリリーフに転向すると、2022年には自己最多の53試合に登板。
翌2023年は50試合登板、1勝24ホールド、防御率2.70とブルペンを支え、リーグ優勝・日本一に貢献した。
ところが、昨季は二軍で30試合登板、防御率2.73と優秀な数字を収めるも、一軍ではわずか2試合の登板にとどまった。
一軍での結果が求められる今季だが、2月22日の楽天戦では1回3安打3失点。3月8日に開催された巨人との二軍戦でも1回3安打2失点と打ち込まれている。
阪神のブルペン陣は、岩崎優や桐敷拓馬など左投手も充実しており、厳しい立場となっている。
【了】