調査会社の株式会社クロス・マーケティングは、全国の20歳から69歳の男女1100名を対象に、最近の食品の値上がりをどのように実感しているか、また(物価高に際し)どういった食品を購入しているかなどの調査を行いました。この記事では調査結果の一部を紹介します。

調査会社の株式会社クロス・マーケティングは、全国の20歳から69歳の男女1100名を対象に、最近の食品の値上がりをどのように実感しているか、また(物価高に際し)どういった食品を購入しているかなどの調査を行いました。この記事では調査結果の一部を紹介します。

◆買う機会が増えた食品1位は、もやし!

今回の調査結果では、約9割の人が食品の値上げを実感していることが明らかになりました。特に値上がりを感じた食品として、「お米」が75.6%で最も多く、次いで「葉物類」「卵」が続いています。

画像出典:株式会社クロス・マーケティング

また、値上げの影響で購入頻度が減った食品1位は「お米」、次いで「お菓子」「キャベツ」がランクインしました。一方で、購入頻度が増えた食品の1位は「もやし」、次いで「豆腐」「パン」が挙げられ、比較的安価な食品への需要が高まっていることが分かりました。

◆値上げに対応するため、どんなことをしている?

値上げに対応するための食品の買い方を尋ねたところ、およそ3割の人が割引・見切り品を積極的に選ぶ、より安く購入できる店で買う、ポイント還元やクーポンを利用すると答えています。

画像出典:株式会社クロス・マーケティング

原材料や人件費、エネルギー費用などの高騰に直面し食品が値上がりする中、各家庭はさまざまな工夫で対応しているようです。節約志向が強まり、ポイント活用や買い物の仕方を工夫することで、負担を少しでも軽減しようとする動きが広がっています。

今後さらなる物価上昇の可能性も踏まえ、政府や企業がどのような対策や取り組みを行うかも注目です。

■調査概要

調査内容:「食品の値上げに関する調査(2025年)」

調査対象:全国の20~69歳の男女(1100サンプル)

実施日:2025年2月14~16日

調査手法:インターネット調査

文=All About 編集部