額面通り?貰いすぎ? ドジャース、2025年高額年俸ランキング6~10位 大…

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 2024年は大谷翔平ら日本人選手の活躍もあり、ワールドチャンピオンに輝いたロサンゼルス・ドジャース。メジャー屈指の資金力を備えるドジャースは、このオフも補強の手を緩めず、数多くの大型補強を敢行している。ここでは、ドジャースの2025年高額年俸ランキングを紹介する。(※年俸は『BASEBALL REFERENCE』と『Spotrac』を参照。1ドル150円で統一した。)

 

 

10位:カービー・イェーツ 1300万ドル(19億5000万円)

・ポジション:投手

・投打:右投左打

・身長/体重:178㎝/93㎏

・生年月日:1987年3月25日

 

 2019年セーブ王のカービー・イェーツも、オフにロサンゼルス・ドジャースに加わった選手の1人だ。

 

 2014年にメジャーデビューを果たすと、リリーバーとしてキャリアを積み、サンディエゴ・パドレスに所属した2018年にはクローザーに定着。

 

 

 翌2019年には60試合に登板し、41セーブ、防御率1.19の活躍で最多セーブに輝いた。 だが、以降は故障に苦しみ、2021年3月に右肘の側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を実施。

 

 それでも、翌2022年にメジャー復帰し、昨季は61試合登板、7勝2敗33セーブ、防御率1.17の好成績を収めた。

 

 オフにフリーエージェントとなり、1年契約でドジャースに加入。 投球はストレートとスプリットの2球種のみだが、2024年は奪三振率12.41と高い数値を記録している。

 

 豊富な実績を持つ37歳のベテラン右腕は同じく新加入のタナー・スコットとともに強力ブルペン陣を支えていくことになりそうだ。

9位:山本由伸 1416万6666ドル(21億2499万円)

・ポジション:投手

・投打:右投右打

・身長/体重:178㎝/80㎏

・生年月日:1998年8月17日

 

投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドルの大型契約でメジャー入りした山本由伸。メジャー初年度は離脱もありながらも、及第点の働きを見せた。

 

2016年ドラフト4位でオリックス・バファローズに入団すると、早くから一軍の舞台を経験し、高卒3年目には先発の一角に定着。

 

 

2021年から3年連続で投手4冠(最多勝、最高勝率、最多奪三振、最優秀防御率)、沢村賞と圧倒的な結果を残した。

 

2023年オフにポスティングシステムを利用し、ロサンゼルス・ドジャースに移籍。

 

シーズン途中には60日間の故障者リストに入ったが、最終的には18試合(90回)を投げ、7勝2敗、防御率3.00の好成績を収めた。

 

ワールドシリーズでは第2戦の先発マウンドに上がり、7回途中1失点の好投で勝利投手に。メジャー1年目にしてチャンピオンリングを手にした。

 

メジャー2年目となる来季は無事にシーズンを完走し、“投手史上最高額”に相応しい成績を残したい。

8位:マックス・マンシー 1450万ドル(21億7500万円)

・ポジション:内野手

・投打:右投左打

・身長/体重:183㎝/98㎏

・生年月日:1990年8月25日

 

 昨季は「5番・三塁手」で開幕を迎えたマックス・マンシーだが、故障離脱があり、73試合の出場に終わった。

 

 2015年にオークランド・アスレチックスでメジャーデビューを果たすも、メジャー定着には至らず、2017年1月にDFAとなった。

 

 

 それでも、同年4月にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結ぶと、打撃が開花。翌2018年にメジャー昇格すると、同年から2年連続で35本塁打を記録した。

 

 その後もレギュラーの座を守り、2023年には135試合出場、打率.212、36本塁打、105打点、出塁率.333の好成績をマーク。同年オフに2年2400万ドルで契約を延長した。

 

 昨季は故障の影響で73試合の出場にとどまり、打率.232、15本塁打、48打点に終わった。

 

 だが、ナ・リーグ優勝決定シリーズでは2試合連続本塁打を含む12打席連続で出塁を記録するなど、ワールドシリーズ進出に貢献。

 

 優れた選球眼と高い長打力はチーム随一であるだけに、2025年は、正三塁手として活躍が期待される。

7位:タナー・スコット 1600万ドル(24億円)

・ポジション:投手

・投打:左投左打

・身長/体重:183㎝/107㎏

・生年月日:1994年7月22日

 

 昨オフのフリーエージェント市場において救援投手最大の大物となっていたタナー・スコット。守護神候補としてロサンゼルス・ドジャースに迎え入れられた。

 

 メジャーデビューの2017年からリリーフ一筋でキャリアを積み上げてきたスコット。マイアミ・マーリンズでは勝ちパターンの一角として定着。

 

 

 2023年には自己最多の74試合に登板し、9勝5敗12セーブ24ホールド、防御率2.31の好成績を残した。

 

 昨季は7月末にトレードでサンディエゴ・パドレスに移籍し、計72試合登板、9勝6敗22セーブ11ホールド、防御率1.75の活躍を見せた。

 

 同年オフにフリーエージェントとなり、ドジャースと4年総額7200万ドルの契約を締結。

 

 最速160キロ超の剛腕は対左打者に滅法強く、昨季は大谷翔平をポストシーズン含め13打数1安打に封じ込め、“大谷キラー”と呼ばれた。

 

 2025年からは大谷のチームメイトとして、共にワールドシリーズ制覇を目指すことになった。

6位:マイケル・コンフォート 1700万ドル(25億5000万円)

・ポジション:外野手

・投打:右投左打

・身長/体重:185㎝/95㎏

・生年月日:1993年3月1日

 

 通算167本塁打の実績を引っ提げ、2025年からロサンゼルス・ドジャースに加わったマイケル・コンフォート。テオスカー・ヘルナンデスらとともに外野の一角を任されることになりそうだ。

 

 2015年にニューヨーク・メッツでメジャーデビューすると、左翼手のレギュラーに定着。2017年にはオールスターゲームに選出された。

 

 

 2019年には151試合に出場し、打率.257、33本塁打、92打点の好成績をマークするなど、長距離打者として存在感を示した。

 

 右肩の手術により2022年は全休となったが、サンフランシスコ・ジャイアンツに移籍した2023年以降も持ち前の長打力を発揮。

 

 昨季は130試合出場、打率.237、20本塁打、66打点を記録。同年オフにフリーエージェントとなり、1年契約でドジャースに入団した。

 

 ポジションは外野の両翼をこなせるが、ドジャースでは左翼手を務めることが予想される。強力打線に実績十分の打者が加わることになった。

 

 

【了】