ニッセンリサーチは2025年3月7日、花粉症に関するアンケート結果を発表した。同調査は2025年2月、ニッセンリサーチ会員の20歳~69歳までの男女3,383名を対象にインターネットで実施した。
あなたは花粉症か問う設問では、”花粉症ではない”が44%と最も多い結果になったが、”花粉症を自覚している”34%、”たぶん花粉症だと思う”18%と、花粉症に困っているであろう人は、回答者全体の半数以上を占めた。
症状としては、”鼻水””目のかゆみ””くしゃみ”が7割以上。
回答者の平均回答数が、4.25であることから、複数の症状に苦しんでいる人が多いと思われる。
花粉症への対策は、”マスクを着用する”が最も多く、ついで”市販薬を服用する”、”病院に行く”。上位3つは、男女ともに同じ傾向だったが、4位以降では男女に若干差異があった。
女性が”空気清浄機を使用する”、”花粉がつきにくい服を着る”といった積極的に対策を行っているのに対して、男性は対策に消極的な印象。女性よりも数値が高かったのは、”市販薬を飲む”だった。
自宅や屋内へ花粉を持ち込まない工夫は、花粉症を自覚している人が、47%と明らかに高い結果となった。
だが、花粉症の人の中でも、”工夫をしていない”方が53%とやや高く、屋内に花粉を持ち込まない対策は、けっして万全ではないと思われる。