世界最高峰のユーティリティプレイヤーと称されるバルベルデ [写真]=Getty Images

 レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデの適正ポジションに言及した。8日にスペイン紙『アス』が伝えた。

 運動量、技術、パワー、スピード。現代サッカー選手に求められる要素を高水準で兼ね備えるバルベルデは、中盤を本職としている。チーム事情によってウイングや守備的MF、サイドバックを務めることも多いが、いずれも高次元でこなす世界有数のユーティリティプレイヤーとして知られている。

 そんなバルベルデが好むポジションについて、アンチェロッティ監督は、ラ・リーガ第27節ラージョ・バジェカーノ戦の前日会見の場で言及。ここ最近サイドバックでの起用が続いている同選手について、「彼は右ラテラル(サイドバック)としてプレーするのが好きなんだ。ピボーテ(ボランチ)、インテリオール(インサイドハーフ)、それにラテラルでもプレーするのが好きだ」と明かした。

 指揮官は続けて、「彼は将来、世界最高の選手の一人になるだろう。もしかしたら既に世界最高のMFであり、世界最高のサイドバックなのかもしれない。でも、彼の将来は中盤になるだろう」とコメント。同選手の適正ポジションはやはり、セントラルMFだと考えているようだ。

 なお、レアル・マドリードは12日にアトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のセカンドレグを控えていることもあり、『アス』紙はラージョ・バジェカーノ戦でバルベルデのベンチスタートを予想している。また、同試合ではイングランド代表MFジュード・ベリンガムが出場停止処分から復帰予定。アンチェロッティ監督はクロアチア代表MFルカ・モドリッチやフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガの起用も示唆している。

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