「みのもんたさん、ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。」
番組からの言葉が画面に表示された。視聴者としてまったく同じ言葉を、みのさんに伝えたい。「ケンミンSHOW」が楽しかったのは、ケンミンのおかげであるとともに、毎回盛り上げてくれるみのさんのおかげだった。久本雅美さんの隣でいつも笑って、大きな声でケンミンたちの秘密に驚き、称賛してくれていた。
「いいね〜、雨が降る降る天文館」
こんなバーのセットが似合う、素敵なおじさまだった。みのさんほど、お酒をおいしそうに飲む人もいなかった。
「俺の右手が今夜もめくる」
いったい何をめくると言っているのか。ちょっとやらしい感じもみのさんの魅力の一つだったなあ。
「合う!」
そうそう!みのさんの口癖の一つだった。ごはんに、合う!お酒に、合う!何でも「合う!」と言ってくれた。不思議とみのさんがこう言うと、ホントに合うんだろうなと思えたものだった。
そして「エブリケンミン、カミングアウト!」
みのさんがこう言ってVTRが始まったものだった。司会が田中裕二さんに代わってからは使われなくなった。つまりこれは、みのさんの言葉だと、スタッフがみのさんに敬意を表している証だと気づいた。久しぶりに聞いたら、目が潤んできてしまった。
みのもんたさん、ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。みのさんのおかげで、私たちは日本中にこんなにケンミン文化があることを知りました。これからも天国で私たちと一緒に「ケンミンSHOW極」を見てくださいね。
最後のほうは、番組中に何度か眠りかけて、久本さんに叱られてましたね。これからは安らかに、お眠りください。でも時々起きて番組を見たらまた言ってくださいね。「エブリケンミン、カミングアウト!」