3月6日放送の「秘密のケンミンSHOW極」では番組の一番最後に、みのもんたさんの出演場面を振り返った。皆さんご存知の通り、番組開始から2020年3月まで司会を務めていたみのさんが、3月1日に亡くなった。番組としてみのさんにあらためて感謝するため、ほんの20秒ほどだったが、出演シーンを編集して放送したのだ。

「みのもんたさん、ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。」

番組からの言葉が画面に表示された。視聴者としてまったく同じ言葉を、みのさんに伝えたい。「ケンミンSHOW」が楽しかったのは、ケンミンのおかげであるとともに、毎回盛り上げてくれるみのさんのおかげだった。久本雅美さんの隣でいつも笑って、大きな声でケンミンたちの秘密に驚き、称賛してくれていた。

「いいね〜、雨が降る降る天文館」

こんなバーのセットが似合う、素敵なおじさまだった。みのさんほど、お酒をおいしそうに飲む人もいなかった。

「俺の右手が今夜もめくる」

いったい何をめくると言っているのか。ちょっとやらしい感じもみのさんの魅力の一つだったなあ。

「合う!」

そうそう!みのさんの口癖の一つだった。ごはんに、合う!お酒に、合う!何でも「合う!」と言ってくれた。不思議とみのさんがこう言うと、ホントに合うんだろうなと思えたものだった。

そして「エブリケンミン、カミングアウト!」

みのさんがこう言ってVTRが始まったものだった。司会が田中裕二さんに代わってからは使われなくなった。つまりこれは、みのさんの言葉だと、スタッフがみのさんに敬意を表している証だと気づいた。久しぶりに聞いたら、目が潤んできてしまった。

みのもんたさん、ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。みのさんのおかげで、私たちは日本中にこんなにケンミン文化があることを知りました。これからも天国で私たちと一緒に「ケンミンSHOW極」を見てくださいね。

最後のほうは、番組中に何度か眠りかけて、久本さんに叱られてましたね。これからは安らかに、お眠りください。でも時々起きて番組を見たらまた言ってくださいね。「エブリケンミン、カミングアウト!」