状態に注目が集まるバルベルデ [写真]=Getty Images

 レアル・マドリードに所属するウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデが全体トレーニングに合流したようだ。3日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが伝えている。
 
 チャンピオンズリーグ(CL)連覇を狙うレアル・マドリードはリーグフェーズで苦戦を強いられ、ベスト16へのストレートインを逃したものの、プレーオフではこれまで幾度となく激闘を繰り広げてきたマンチェスター・シティを2戦合計6-3で撃破。ベスト8進出をかけたラウンド16では、同じ街を拠点とする“宿敵”アトレティコ・マドリードとの対戦が決定している。

 現地時間4日に本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』でのファーストレグを控える中、注目を集めていたのがバルベルデの状態だ。同選手は内転筋の負傷により、ラ・リーガの直近2試合およびコパ・デル・レイ(国王杯)準決勝ファーストレグを欠場。全体トレーニングへの合流が遅れ、コンディション次第では“宿敵”との大一番を欠場する可能性があるとも報じられていた。

 しかし、今回の報道によると、バルベルデは現地時間3日火曜日に行われた全体トレーニングに合流したとのこと。カルロ・アンチェロッティ監督も「彼は昨日(2日)も個人的に良い感触を持っていた。そして、今日(3日)は全体トレーニングに合流する予定だ。我々はトレーニング後に彼を試合で起用するかどうかを決定する」と認めており、アトレティコ・マドリード戦での起用の可能性を示唆している。

 また、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は「バルベルデがチームトレーニングを終え、アトレティコ・マドリード戦へ臨むメンバーに招集された」と伝えている。

 レアル・マドリードでは、イングランド代表MFジュード・ベリンガムが累積警告により4日のファーストレグは出場停止。また、コパ・デル・レイ準決勝ファーストレグで負傷したスペイン代表MFダニ・セバージョスも2カ月程度の戦線離脱が予想されており、中盤の主力3人を欠いた状態でアトレティコ・マドリードとのファーストレグを戦うことが懸念されていた。