![(左から)クリーンシートを達成したGK船田、決勝点を挙げた井手、プロデビューを飾った太田[写真]=WEリーグ](index_images/index.jpg)
3月1日、2024-25 SOMPO WEリーグの後半戦がスタート。3季ぶりの女王奪還を目指す、INAC神戸レオネッサはホームでASちふれエルフェン埼玉と対戦した。
立ち上がりから主導権を握ったI神戸は13分に幸先良く先制する。FKからDFの井手ひなたがヘディングでゴールネットを揺らした。1-0のまま迎えた後半は、両チームともにチャンスを作る展開に。
1月に樋口靖洋氏が新監督に就任したEL埼玉は、サイドチェンジを多用することでスペースを有効活用できるようになり、48分と64分に決定機を創出。それでも、エースの吉田莉胡が決め切ることができない。
一方のI神戸は、交代カードを切りながらプレー強度と運動量を保ち、69分には成宮唯が決定的なヘディングを放つ。しかし、これはEL埼玉のGK浅野菜摘の好セーブに遭った。
結局、試合は1-0のまま終了。I神戸が辛勝を飾り、暫定的に首位に立った。
この試合では大商学園高校から加入したばかりの太田美月が先発で即デビュー。三宅史織とセンターバックでコンビを組み、無失点勝利に貢献した。試合後、太田は「最初は緊張していたけれど、試合に入っていく中でだんだんと自分のプレーが出せて、最後は楽しい気持ちで試合ができた」と初々しく語った。
I神戸のジョルディ フェロン監督は太田について、「毎日の練習を見るたびに驚かされる。本当に素晴らしいプレーができる」と手放しで称賛していた。
次節、I神戸はアウェイでアルビレックス新潟レディースと、EL埼玉はホームでマイナビ仙台レディースと対戦する。
【スコア】
INAC神戸レオネッサ 1-0 ちふれASエルフェン埼玉
【得点者】
1-0 13分 井手ひなた(INAC神戸レオネッサ)