リヴァプールとマンCが関心を寄せるフリンポン [写真]=Getty Images

 レヴァークーゼンに所属するオランダ代表DFジェレミー・フリンポンに対し、複数のクラブが関心を寄せているようだ。20日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』や『ESPN』が伝えている。

 現在24歳のフリンポンはマンチェスター・シティの下部組織出身で、2019年夏に加入したセルティックでプロデビューを飾った。2021年1月にはレヴァークーゼンへ活躍の場を移し、ここまで公式戦176試合で28ゴール39アシストをマーク。シャビ・アロンソ監督の下では右ウイングバック(WB)を務め、昨シーズンは公式戦47試合で14ゴール10アシストを挙げるなど、ブンデスリーガ無敗優勝とDFBポカール制覇に大きく貢献した。

 そんなフリンポンに古巣マンチェスター・シティ復帰の可能性が浮上しているようだ。同クラブでは今冬にイングランド代表DFカイル・ウォーカーがミランに移籍したこともあり、右サイドバック(SB)が手薄となっている。現在はポルトガル代表MFマテウス・ヌネスが同ポジションで起用されているが、クラブは来シーズンに向けて本職の選手を確保したいと考えており、高い攻撃性能を誇るフリンポンが有力候補に挙がっているという。

 また、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドとの現行契約が6月末で満了となるリヴァプールも、フリンポンの獲得に興味を示しているという。2028年6月末までとなっているレヴァークーゼンとの契約には、以前4000万ユーロ(約63億円)の解除条項が付随していたが、これはすでに失効している模様。それでも、今夏に同程度のオファーが届いた場合には、移籍を容認するという“紳士協定”が存在する可能性もあると報じられている。

 リヴァプールとマンチェスター・シティによる争奪戦は勃発するのだろうか。今後の動向に注目が集まる。