リヴァプールを牽引するサラー [写真]=Getty Images

 リヴァプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーの勢いが止まらない。

 プレミアリーグ第15節延期分が現地時間12日に行われ、リヴァプールはエヴァートンとのマージーサイド・ダービーに臨んだ。開始早々の11分に先制を許したものの、5分後にサラーのお膳立てからアレクシス・マック・アリスターのゴールで追い付き、73分にはこぼれ球に反応したサラーが勝ち越し点をマーク。しかし、90+8分に痛恨の失点を喫し、敵地『グディンソン・パーク』での一戦は2-2のドローという結果に終わった。

 リヴァプールの絶対的エースとして君臨しているサラーは、この日も1ゴール1アシストをマーク。今シーズンは開幕直後から好調を維持しており、ここまでのリーグ戦24試合で22ゴール14アシストという驚異的な数字を残している。チームは昨年夏に就任したアルネ・スロット監督の下で安定した戦いを披露し、プレミアリーグでも首位を快走しているが、この成績はサラーの活躍なくしてあり得ないだろう。

 ここ数年に渡って傑出したパフォーマンスが続いているサラーだが、データサイト『Opta』によると、プレミアリーグの過去100試合で62ゴール38アシストをマークしており、合計100得点に直接関与しているとのこと。これは元イングランド代表FWアラン・シアラー氏、元フランス代表FWティエリ・アンリ氏、元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシ氏という“レジェンド”3人に次ぐ、史上4人目の快挙だという。

 なお、今シーズンのサラーはリーグ戦だけでなく、チャンピオンンズリーグ(CL)とカラバオカップでも得点を量産。ここまで公式戦通算35試合に出場し、27ゴール19アシストをマークしている。果たしてこの数字をどこまで伸ばすのだろうか。