ジェイックは1月28日、「10年後のキャリア観(仕事における理想の姿)」に関するアンケート調査の結果を発表した。同アンケートは、同社の就職支援サービスを利用して正社員就職した20歳~29歳の136名を対象に、2024年10月2日~2025年1月8日の期間で実施した。

  • 仕事における10年後の理想の姿

はじめに、仕事における10年後の理想の姿について尋ねたところ、第1位「仕事の専門性を磨いて、その部門で活躍したい」が56.6%、第2位「部下をもち、チームマネジメントや育成にたずさわりたい」が20.6%、第3位「その他」が12.5%という結果になった。

過半数を占めた「仕事の専門性を磨いて、その部門で活躍したい」と回答した人からは、「自分にしかできない仕事をしたいと思うから」、「まずは自分の仕事を完璧にして、役割をしっかり果たしたいから」、「今10年目の先輩方がこのように活躍しているから」などといったコメントが寄せられた。

第2位となった「部下をもち、チームマネジメントや育成にたずさわりたい」と回答した人からは、「自分が吸収したものを後輩たちに伝えて、会社も自分もより成長していきたいから」や「自分がしてもらったことを、未来の後輩にできるようになりたいから」などといったコメントが寄せられた。

第3位となった「その他」と回答した人からは、「将来像がまだ見えていないから」、「未来のことは何が起こるかわからないから、今は出来ることが少しでも増やしていけたらいいと思う」などといったコメントが寄せられた。

つづいて、「仕事における10年後の理想の姿を実現させるための行動は起こせていますか」と質問したところ、「はい/行動している」が49.3%、「いいえ/行動していない」が50.7%となり、実現に向けた行動の有無はほぼ同数という結果となった。

「はい/実現させるための行動をしている」と回答した人へ、どんな行動をしているか尋ねたところ、「資格取得のために勉強している」や「知識習得に必要な本を読んでいる」、「上司がどんな時にどんな行動をしているのか観察している」、「目標から逆算し、毎日2時間作業時間を確保している」といった回答が寄せられた。

「いいえ/実現させるための行動をしていない」と回答した方へ、理由を尋ねたところ、「具体的にどんなことをしたらいいのかわからないから」や「ぼんやりとしか想像ができず、具体的なアクションがわからないから」、「まだ知識と経験を積む段階にあり、スタートラインにも立てていないと感じるから」といった回答が寄せられた。