明光ネットワークジャパンは1月30日、「やれば・できる・子(YDK)に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2025年1月9日~1月16日、全国の中高生1,100名を対象にインターネットで行われた。

約8割が「やればできる子(YDK)」だと思っている

  • 自分は「やればできる子」だと思っていますか?(n=1,100、単一回答方式)

全国の中高生1,100名を対象に、「自分はやればできる子だと思うか」という質問をした。その結果、79.9%が「やればできる子である」(やればできる子である32.6%、どちらかというとやればできる子である47.3%)と回答した。この結果から、多くの中高生が自分自身の可能性に対して自信を持ち、前向きな期待を抱いていることがうかがえる。

中高生の76%が「やればできる」と実感

  • あなたは「やればできる」と思ったことがありますか?(n=1,100、単一回答方式)

実際に「やればできる」と思ったことがあるか質問した。その結果、25.1%が「よく思う」、50.9%が「時々思う」、あわせると76.0%が「やればできる」と実感したことがあると回答した。

半数以上が「学習面」で「やればできる」を実感

  • あなたが「やればできる」と実感した経験について教えてください。(n=743、自由回答方式)

これまでに「やればできる」と思ったことがあると回答した中高生を対象(有効回答743名)に、「やればできる」と実感した経験について質問した。その結果、「テスト勉強をがんばったら学年1位を取れた」「漢字テストを夜遅くまで勉強したら100点が取れた」など、中高生の半数以上が「学習面」で「やればできる」を実感できたと回答した。

他にも、「昔は頭が良くなかったけど、勉強をがんばることによって、テストでいい点数を取れるようになった」(14歳・女性)、「校外学習でちょっと怖いと思ったことでも行けるぞ!と自分に言い聞かせたらできた」(13歳・男性)、「定期考査の勉強を1ヶ月くらい前からがんばったら定期考査でとてもいい点が取れ、内申点もとても上がったこと」(13歳・女性)、「がんばって練習を続けたところ、試合に出られるようになったこと」(15歳・男性)、「中学生になってから最初の定期テストではなかなか良い点数が取れなかったが、それをばねにしてネットで予想問題を探したりワーク練習の反復をすることで今では3教科が90点以上で、数学は100点を取れた」(14歳・男性)といった経験談が寄せられている。

「やればできる」と思わせてくれた人

  • あなたに「やればできる」と思わせてくれたのは誰ですか?(n=836、複数回答方式)

これまでに「やればできる」と思ったことがあると回答した中高生836名を対象に、誰が「やればできる」と思わせてくれたか質問した。その結果、最多回答は「母親(35.4%)」、次いで「友人(27.6%)」、「先生(21.7%)」と続いた。また、その他の意見として「自分」「自分自身」という声も多く見受けられた。

約75%が新しいことにチャレンジしたいと回答

  • あなたは新学期に新しいことにチャレンジしようと思いますか?(n=1,100、単一回答方式)

次に、新学期に向けて、新しいことにチャレンジしようと思っているか質問した。その結果、74.8%が「チャレンジしたい」(チャレンジしたい36.5%、どちらかというとチャレンジしたい38.3%)と回答した。まもなく始まる新学期、期待や不安とともに、中高生の新たな挑戦への意欲も高まってきているようだ。

新学期にチャレンジしたいこと

  • あなたはどんなことにチャレンジしたいと思いますか?(n=735、自由回答方式)

新学期に新しいことにチャレンジしたいと回答した中高生を対象(有効回答735名)に、新学期どんなことにチャレンジしたいか質問した。その結果、「英検や数検などの資格をとること」「進路に向けた取り組み、英検の取得、免許取得」など、3割以上の中高生が何らかの資格取得にチャレンジしたいと回答した。

その他、「英検受験と空手の昇給試験」(13歳・男性)、「絵を習う」(14歳・女性)、「競馬や乗馬について知識を深めたい」(14歳・男性)、「YouTubeの動画を多く再生してもらう」(12歳・男性)、「話したことのない子に話しかけてみる」(13歳・女性)といった回答も見受けられた。

新たなチャレンジ、6割以上が成功すると回答

  • あなたのチャレンジは成功すると思いますか?(n=823、単一回答方式)

新学期に新しいことにチャレンジしたいと回答した中高生823名を対象に、新たに始めるチャレンジは成功すると思うか質問したところ、61.6%が「成功すると思う」(成功すると思う25.4%、どちらかというと成功すると思う36.2%)と回答した。この結果から、中高生の多くが自身を「やればできる子(YDK)」と認識しているように、新たなチャレンジに対しても前向きで、自信を持っていることがうかがえる。