【鎌倉 グルメレポ】まちの社員食堂 - まちのみんなによる、まちのみ…

鎌倉駅西口から徒歩1分、御成通りから路地を右折した先にある「まちの社員食堂」にお邪魔しました。社員食堂と聞くと一般的にはその企業の社員専用の食堂ですが、実はこちらは一般客が利用可能な、日替りメニューが楽しめる、鎌倉で働く人たちを応援する社員食堂です。

まちの社員食堂をオープンするまで

画像出典:湘南人

鎌倉は土地柄、観光客で賑わうお店がある一方で、地元で働く方々がランチ難民になっている事実があり、この課題を解決し、「鎌倉で働く人たちを応援したい」という思いから、「面白法人カヤック」と会員企業になった企業や団体が出資しあって共同運営するという形で、まちの社員食堂をオープンすることになったそう。取り組みが素敵ですね。

出店者は日替わりで異なり、均一料金で提供

画像出典:湘南人

メニューは基本的には1種類のみで、日替わりで出店者が異なり、様々なテイストの料理が提供されるそう。現在は会員企業・団体の方は850円(税込)、非会員の一般客は1,100円(税込)の均一料金で食事をすることが可能。ただし、システムの都合上、現金やカードは使用できず、SuicaかPASMOによる電子決済のみなので注意が必要です。

これまでに鎌倉近郊のお店をメインに個人の方など、約70店舗が出店しているそう。店舗では価格に躊躇してしまうお店の出店もあるなど、健康で身体に優しい食事が均一料金で手軽に味わえるのは嬉しいですね。

社員食堂ならではのスピーディなサービス

画像出典:湘南人

開店と同時に取材に伺いましたが、あっという間に満席になりました。筆者は何度か食事に伺っていますが、毎回支払いから料理の提供までが非常に早く、待ち時間もあまりない印象でした。「時間がないけれど、美味しいものが食べたい」そんな時に気軽に立ち寄れるのは嬉しいですね。

「肉とワインみなもと」によるお肉の定食ランチ

画像出典:湘南人

筆者が取材に伺った際の出店者は、御成通りにある「肉とワインみなもと」。ボリューム・お肉料理をメインにシェフが毎週メニューを決定し、現在は店舗が定休日の火曜日にこちらで毎週出店されているそう。お店では提供していないものが、こちらで食べられるのは嬉しいですね。

この日のメニューは「豚汁&しょうが焼きの豚豚セット」。個人的には、一般客価格の1,100円(税込)でも、この量と美味しさは鎌倉駅周辺ではお手頃だと感じました。具沢山で食べ応えがあり、あっという間に完食しました。

食事だけでなく、出会いにつながる食堂

様々な企業・団体がともに食堂を利用することで、企業を超えた出会いで新たな企画が生まれることもあるそう。コミュニケーションの活性化にも繋がり、コミュニティの場としても機能しているとか。「鎌倉の地域活性・世代を超えた交流できる場所作り」に注力している面白法人カヤックならではの、素敵な開かれた空間ですね。

イートインだけでなく、テイクアウトも可能

画像出典:湘南人

鎌倉に本社がある株式会社カマンが提供しているテイクアウト専用容器「MEGLOO」を導入しており、そちらを利用してのテイクアウトも可能。利用後は市内に何か所かあるMEGLOO参加店舗か、返却ボックスに返却する流れになっており、リユース食器の活用で「ゼロ・ウェイストかまくら」の実現やSDGsにも取り組んでいるそう。地元の方が利用しやすいのも嬉しいですね。

駅近でほぼ待ち時間なく気軽に美味しいランチが味わえる穴場

現在も4月以降の出店希望の方を募集されているとのことなので、「鎌倉でお店を持ってみたい」「試しに飲食店の運営をしてみたい」という方はぜひ出店してみてはいかがでしょうか。(詳細は公式サイト、もしくはSNSをご覧ください。)

また、駅から近く手軽にご飯を食べられるお店は、実はとても少なく貴重です。出店者やメニューは公式Instagramで常時配信されています。一般利用も歓迎だそうなので、みなさんもぜひ行ってみてください。

まちの社員食堂

営業時間

平日:11:30〜15:00

定休日

土日祝日

支払い方法

PASMO・Suicaによる電子決済のみ

禁煙・喫煙

禁煙

設備

テラス席、ソファー席、カウンター席(全22席)

アクセス

JR・江ノ電「鎌倉」駅西口より徒歩1分

住所:〒248‐0012  神奈川県鎌倉市御成町11-12

駐車場:なし

基本情報

お店の種類

レストラン、テイクアウト

ジャンル

和食・洋食など日により異なる

メイン料理

定食

利用シーン

お一人様、ランチ

こだわり条件

落ち着いた空間