セルバは出世意欲に対するアンケート結果を1月22日に発表。同調査は、2025年1月6日〜1月13日の期間で正社員として企業に勤めている20〜40代の社会人男女300名を対象にインターネットで実施した。

  • 今より出世したいですか

「会社で出世したいか」を聞いたところ、最多は「出世したくない」(42%)となった。「どちらでもよい」(87人)と合わせると、約71%の社会人が出世を望んでいないことが分かる。また、「出世したい」は29%となった。

出世したくないと回答した人からは、「管理職になっても給与はさほど上がらないし、実質的には待遇が低下すると考えるから」(30代女性、一般社員)といったコメントが寄せられている。

どちらでもよいという人からは「出世に関してそれほど興味はなく、給料がもらえて生活できればそれでいいと思っているから」(30代男性、一般社員)という理由が挙げられた。

一方で、出世したいという人からは「子供に教育費がかかるので、もう少しお給料が増えてほしいからです」(40代女性、一般社員)といったコメントが寄せられたほか、キャリアアップがしたいという声も。

  • 今より出世したいですか(年代別)

また、年代別にみると「出世したくない」と回答した割合は全年代で40%付近をキープをしており、社会人の5人に2人は出世を望んでいないことが分かる。

一方で、「出世したくない」と回答した割合は、20代の40%が最も大きい割合になり、30代は30%、40代は24%にとどまった。このことから、全世代で出世意欲が減少していること、若者の方が出世意欲が高いことが判明した。

  • 仕事とプライベートどちらが大切?

仕事とプライベートの理想のバランスを聞いた結果、50%が「仕事よりプライベート」を優先させたいと回答。「どちらも充実させたい」が44%と僅差になったが、最近はプライベート優先の生活を好む人が多いよう。

  • 仕事とプライベートどちらが大切?(年代別)

年代別にみると、30代が最もプライベートを優先する割合が大きくなった。「プライベートより仕事」派はどの世代でも最も少ない割合になったが、若い世代になるほど若干その割合が大きくなっている。