NEW YORK, NEW YORK - OCTOBER 30:  Shohei Ohtani #17 of the Los Angeles Dodgers celebrates with teammates after the Dodgers defeated the New York Yankees 7-6 in game 5 to win the 2024 World Series at Yankee Stadium on October 30, 2024 in the Bronx borough of New York City. (Photo by Elsa/Getty Images)

大谷翔平 最新情報

 大谷翔平選手や山本由伸投手が所属するロサンゼルス・ドジャースが、今オフもフリーエージェント(FA)市場で次々と注目株を獲得した。豊富な資金力と、後払いを駆使した契約も多く、公平性にかけるとして批判の声もある。しかし、その考えは間違っているとして、米メディア『CBSスポーツ』のRJ・アンダーソン記者などが反論した。

 

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 ドジャースは昨オフ、複数の球団による争奪戦を制し、大谷や山本を獲得している。そして、今オフには、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手を手に入れた。いずれも激しい争奪戦が繰り広げられたが、結局ドジャースの一人勝ちとなっている。当然ながら強力な選手と契約を結ぶためには多額の資金が必要だが、大谷やブレイク・スネル投手、テオスカー・ヘルナンデス外野手などには後払いが組み込まれ、積極的な補強を可能にしていた。

 

 

 それを踏まえ、同メディアは「ドジャースがやっていることは野球にとって悪いことなのか?」というテーマで議論している。RJ・アンダーソン記者は「いや、それは違う。この質問を別の言い方にすると、勝つために必死になりすぎるのは野球にとって悪いことか?ということだ。今オフ、ほとんど努力しなかった球団のオーナーたちは、そう考えているかもしれない。しかし、それこそが野球にとって悪いことだ。アスレチックス、パイレーツ、レイズ、マーリンズなどの球団がやっていることの方が、野球にとって有害だと私は感じる。それなのに、常に頑張る球団に対しては疑問を投げかけるものの、その逆の球団については問われていない。それも野球にとって悪いことだろう」との見解を示している。

 

 また、マット・スナイダー記者は「ドジャースが数人の優秀な選手を獲得したことに対するこの過剰な怒りは、まったく理解に苦しむ。他のスポーツでは王朝と呼ばれるような強豪チームが存在するのに、メジャーリーグでは何十年もそういった存在がない。2000年以降、連覇したチームすらいないのだ。もし、彼らが他の補強に加えてフアン・ソトやコービン・バーンズまで獲得したのなら、この議論ももっと理屈が通るかもしれない。だが、議論になっているのは、リリーフ投手やメジャーで1球も投げたことのない才能ある投手だ。彼らが2度目のタイトルを取ったら、また話を聞いてあげてもいいけど、それまではこんなに騒ぐのはみっともない」と語っている。

 

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