「職場の飲み会が嫌い」「なるべく行きたない」と思っている人も多いでしょう。しかし、状況によっては避けられないこともあるはず。そこで本記事では、職場の飲み会のメリットや克服する方法を紹介します。また、どうしても行きたくないという人向けに回避方法も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
職場の飲み会が嫌いと感じる理由
苦手なことを克服するには、まずなぜ苦手と感じるのか、その理由について考えることが大事です。ここでは、よくある職場の飲み会嫌いの理由を紹介します。
コミュニケーションが億劫
職場の飲み会では、普段関わりのない人とも話さなければなりません。内向的な性格で、仲の良い人以外と話すのが苦手な人にとって飲み会の場は、たとえ数時間であっても苦痛に感じてしまうものです。また、飲み会では上司や先輩など気を遣う相手も多く、内向的でなくても気疲れしてしまう場合があるでしょう。
プライベートの話をしたくない
「仕事の話なら問題ないけど、プライベートな話になると…」という人も多いですよね。職場の飲み会では、仕事中とは違って仕事以外の話題が中心になることも少なくありません。話を振られたら答えないわけにもいかず、仕事とプライベートを分けたい人にとっては、大きなストレスとなります。
プライベートを優先したい
飲み会が嫌いな人の中には、仕事以外の時間は趣味や、家族・恋人・友人などと過ごすために使いたいと思っている人もいるはず。このようにプライベートを優先したい人にとっては、飲み会が無駄な時間に思えてしまうのでしょう。「就業時間外にどうして職場の人と過ごさなければならないの?」と思っている人もいるかもしれません。
お金がかかる
職場の飲み会が嫌いな理由の一つに、費用の問題がある場合も。月に1~2回なら何とかなっても、頻繁に参加するとなると一気に費用が膨らみます。仮に1回5000円の飲み会に月4回参加すれば2万円です。特に20代の若手社員にとっては、大きな負担となります。飲み会そのものは楽しくても、家計を圧迫するレベルにまでなると参加を控えたいと思うのは当然でしょう。
お酒が飲めない
お酒が飲めない人にとって、周りがどんどん酔っていく中、自分だけシラフでいるのは居心地が悪いもの。お酒が入るとテンションが高くなる人も多く、シラフでそのテンションについてくのは大変です。場が盛り下がらないよう無理に明るく振舞うと疲れてしまうので、自然と飲み会に苦手意識を持ってしまいます。
変な人に絡まれたくない
お酒の席では人間関係が崩れがちです。普段は真面目な上司や先輩が、酔っぱらって失礼な発言をしたり、しつこく絡んできたりすることもあるでしょう。特に、過去に参加した職場の飲み会で嫌な目にあった経験がある場合は、飲み会嫌いになってしまうのも当然です。
職場の飲み会に参加するメリット
職場の飲み会が嫌いでも、参加することに意味を見出せれば前向きに考えられるでしょう。ここでは、飲み会に参加するメリットを紹介します。
他の部署の人と話せる
普段の業務で関わりがない人たちと会話できるのは、飲み会の大きなメリットです。いつもは話す機会がない人たちと会話すれば、新たな交流が生まれます。それが仕事に活かされることもあるでしょう。特に会社の規模が大きい場合、部署以外の人と関わる機会は多くありません。職場の飲み会は、他部署の人たちとつながるチャンスといえます。
気分転換になる
気分転換になるのも飲み会のメリットのひとつです。職場以外の場所で同僚と過ごせば、気分をリフレッシュし、仕事への活力を得られることもあります。苦手意識を持っていると難しいですが、前向きな気持ちで参加してみると、案外楽しめる場合もあるでしょう。
仕事に関する情報交換ができる
飲み会の席では、普段聞けない仕事の裏話や先輩社員へのキャリア相談など、貴重な情報が得られることも。和やかな雰囲気の中で自然と仕事の話題も出やすく、他部署の動向や会社の将来的な方針などを知るチャンスにもなります。このような情報交換は、自身のキャリアアップのヒントにつながるかもしれません。
同僚との関係が深まる
普段の仕事では見られない同僚の一面を知ることで、関係がより深まることもあります。仕事以外の話題で盛り上がったり、お互いの趣味や価値観を話したりすれば、職場の雰囲気も変わってくるでしょう。また、困ったときに相談しやすい関係性が築けるかもしれません。良好な人間関係はチームワークの向上にもつながり、結果的に仕事にも良い影響を与える可能性があります。
美味しい料理が楽しめる
会社負担の飲み会であれば、個人では行けない高級店や人気店で美味しい料理を楽しめる場合もあります。みんなで大皿をシェアすれば、さまざまな種類の料理を楽しむこともできるでしょう。料理を楽しみに参加するのも悪くありません。
職場の飲み会を克服する方法
飲み会を完全に避けるのが難しい場合は、少しずつでも克服していく方法を考えてみましょう。ここでは、飲み会を乗り切るコツを紹介します。
スキルアップのチャンスだと考える
飲み会を「スキルアップのチャンス」と前向きに捉えてみましょう。先述したとおり、飲み会は普段話さない人と会話する貴重な機会です。仕事の悩みには第三者の意見やアドバイスが役立ちます。プライベートな時間だと思うと嫌になりますが、「飲み会はスキルアップのチャンスでこれも仕事のうち」と思えば、仕事を頑張る気持ちで挑めるでしょう。
裏方として動く
会話が苦手な人は、裏方に回るのも一つの手です。例えば、お酒を注いだり料理を取り分けたりと、周りの世話をすれば気配り上手な印象も狙えます。バタバタと忙しくしていれば、長時間の会話も避けられるうえ、時間が過ぎるのも早く感じられるでしょう。
仲が良い人の隣をキープする
普段から仲良くしている同期や先輩などの隣席をキープするのも賢い方法。人見知りから飲み会が苦手だと感じている場合は、仲の良い人がそばにいることで緊張が和いで楽しめるかもしれません。事前に声をかけておくのもアリでしょう。相手が社交的な人の場合は、困ったときのフォローや会話のサポートも期待できます。
一次会のみ参加する
飲み会が憂鬱なら、無理して二次会には行かず一次会のみの参加にしましょう。「家族のことで早めに帰らないといけないので一次会だけ参加します」などと事前に伝えておけば、印象も悪くならないはずです。参加の意思を示しつつ、自分のペースも守れる方法といえます。
職場の飲み会を上手に回避する方法
最後に、職場の飲み会を上手に回避する方法を紹介します。どうしても参加したくないというときに活用してみましょう。
お酒が飲めない体質だとアピールする
お酒が飲めない体質や健康上の問題を理由に不参加を伝えるのは効果的です。例えば「お酒を飲むと体調が悪くなってしまう」「医者から禁酒するように言われている」といった具体的な理由を添えると、より説得力が増します。
家庭の事情で参加できないことにする
家庭の事情を理由にするのもひとつの方法です。「子供の面倒を見なければならない」「家族と約束がある」といった理由なら、多くの人が納得してくれるでしょう。相手も深く詮索しづらいのがメリットです。ただし、毎回同じ理由を使うと不自然に感じられるので、適度に使い分けることをおすすめします。
一旦参加し、途中で抜ける
不参加と回答するのが難しい場合、飲み会に一旦参加してから、途中で抜ける方法もあります。「用事があるので8時には失礼します」などとあらかじめ伝えておけば、スムーズに退席できるでしょう。短時間でも顔を出すことで、コミュニケーションを取る努力をしている印象も与えられます。
まとめ
飲み会は時に思わぬチャンスが生まれることもあります。飲み会嫌いの人は、ぜひ今回紹介したメリットを意識したり、克服方法を試してみたりしてください。
ただし、無理する必要はありません。飲み会に参加することが大きなストレスとなっているのであれば、我慢して参加せず上手く回避しましょう。