Smart相談室は「心身の不調とパフォーマンスの相関に関する実態調査 一般社員編」の結果を12月25日に発表。同調査は、2024年11月27日に一般社員507名を対象にインターネットで実施した。
勤務中に体調が優れない、もしくは気分が落ち込むなどの心身の不調によるパフォーマンス低下を感じたかどうかを聞くと「頻繁にある」が7.8%、「時々ある」が44.8%という結果になった。
「頻繁にある」「時々ある」と回答した人に、どのような要因に起因していると思うかを質問したところ、最多は「人間関係のトラブル」(44.9%)、次いで「業務量の多さ」(34.5%)、「不規則な生活習慣」(31.5%)という結果に。
「頻繁にある」「時々ある」と回答した人に、どのような対策を取っているかを質問したところ「そのまま我慢して働き続ける」が62.5%となり、多くの社員が不調を抱えたまま業務を続けている実態が明らかになった。
同社によると、この背景には、キャリアへの不安や評価への影響を恐れる心理があるようだという。特に、自分一人で完結できる「我慢」や「リフレッシュ」を選択する傾向が見られ、他者に頼らず問題を自己解決しようとする姿勢が浮き彫りに。
また、「休憩を取ってリフレッシュする」(34.8%)、「仕事を早めに切り上げる」(18.0%)という回答も上位にあがった。社員が安心して相談できる環境整備や、キャリアへの不安を軽減する取り組みが求められるとのこと。
「上司や同僚に相談する」と回答した人に、相談した結果としてパフォーマンスは改善したかを聞くと、「全く改善しなかった」が5.6%、「あまり改善しなかった」が22.2%という結果になった。