JR東海とJR西日本は、2025年3月15日のダイヤ改正で、東海道・山陽新幹線を直通する「のぞみ」の臨時列車を増設すると発表した。多客期の利用集中が見込まれる一部時間帯にも上下各2本を増設し、1時間あたりの最大運転本数を増やすとしている。
ダイヤ改正後、東京駅を7~8時台の毎時54分に発車(新大阪駅を10~11時台に発車)する下り2本、東京駅へ18~19時台の毎時21分に到着(新大阪駅を15~16時台に発車)する上り2本を東海道・山陽新幹線直通の臨時「のぞみ」として運転。現行ダイヤにおいて、東京駅7時54分発の下り臨時「のぞみ303号」、東京駅8時54分発の下り臨時「のぞみ315号」、東京駅18時21分着の上り臨時「のぞみ416号」、東京駅19時21分着の上り臨時「のぞみ430号」はすべて東京~新大阪間の運転となっており、ダイヤ改正で山陽方面へ運転区間を延長することになる。
JR東海によれば、山陽方面への利用が多い時間帯に「のぞみ」を増設し、東京駅発着で山陽新幹線へ直通する「のぞみ」(定期列車・臨時列車)の最大運転本数を現行の7本から8本に増やすという。JR西日本も、ゴールデンウィーク・お盆・年末年始期間を中心とした多客期の利用集中が見込まれる時間帯に「のぞみ」を増設することで、速達列車(「のぞみ」「みずほ」「さくら」)の運転可能本数を1時間あたり最大10本に拡大すると説明。より多くの速達列車を運転できるダイヤとし、座って快適に利用可能な列車を選びやすくするとしている。