JR東日本は、2025年3月15日のダイヤ改正で、東北新幹線「はやぶさ」を東京~新青森間で1往復増発すると発表した。東北新幹線「やまびこ」、山形新幹線「つばさ」の一部列車で時刻を変更し、所要時間の短縮を図ることも発表している。
東北新幹線「はやぶさ」は現在、東京駅発着の列車を1日26往復設定しているという。2025年3月のダイヤ改正で増発となる列車は午後に設定され、上りは新青森駅14時17分発・東京駅17時32分着の「はやぶさ26号」、下りは東京駅14時44分発・新青森駅17時54分着の「はやぶさ27号」として運転される。ダイヤ改正後、東京駅発着の「はやぶさ」は1日27往復に増え、「多くのお客さまにご利用いただいている『はやぶさ』の座席が予約しやすくなります」とのこと。
なお、現行ダイヤにおいて、東京駅を14時44分に発車する東北新幹線の下り列車は臨時「はやぶさ61号」、東京駅へ17時32分に到着する東北新幹線の上り列車は臨時「はやぶさ30号」となっている。上り臨時「はやぶさ30号」が新青森駅始発の場合、同駅発車時刻は14時9分。下り臨時「はやぶさ61号」が新青森行の場合、同駅到着時刻は18時2分。ダイヤ改正で定期列車化することにより、東京~新青森間の所要時間が現行の臨時列車より約8分短縮されることになる。
ダイヤ改正に合わせ、東北・山形新幹線の下り3本で運転時刻の変更も行う。東北新幹線の下り「やまびこ59号」(現在は東京駅11時36分発・仙台駅13時38分着・盛岡駅14時54分着)・「やまびこ61号」(現在は東京駅12時36分発・仙台駅14時38分着・盛岡駅15時54分着)はともに仙台駅の到着時刻を1分繰上げ(「やまびこ59号」は13時37分着、「やまびこ61号」は14時37分着)、盛岡駅の到着時刻を4分繰上げ(「やまびこ59号」は14時50分着、「やまびこ61号」は15時50分着)とする。
山形新幹線の下り「つばさ123号」(現在は東京駅7時12分発・山形駅10時6分着・新庄駅10時53分着)は山形駅の到着時刻を13分繰り上げて同駅9時53分着とし、新庄駅の到着時刻も7分繰り上げて同駅10時46分着とする。各列車とも所要時間の短縮により、速達性の向上を図るとしている。