マイナビは11月28日、「2024年冬ボーナスと転職に関する調査」の結果を発表した。同調査は11月1日~4日、20~50代の正社員のうち、2024年10月に転職活動を行った人と、今後3カ月で転職活動を行う予定の人計1,369人を対象に、インターネットで実施した。
賞与が少ないことを理由に、転職をした経験がある人は49.2%だった。転職理由となった人の賞与の平均額は30.8万円となっている。年代別で見ると、20代は「1番大きな転職理由だった」(30.6%)がほかの年代と比べて高く、賞与額の少なさが転職の理由になる傾向があることがわかった。
冬の理想の冬の賞与額は平均87.3万円、今年予想している冬の賞与額は50.4万円で、現実とのギャップは約37万円だった。
今年の冬ボーナスは、物価高を考慮した額で支給されると思うか聞くと、61.4%が「思わない」と回答した。
前年もらった冬の賞与額に納得感があるかどうか尋ねると、51.3%が「納得していない」と答えた。納得感がない理由は「評価へのフィードバックがない」「正当に評価されていない」という回答が目立った。
「賞与額に対するフィードバック」有無について尋ねたところ、最も多い回答は「フィードバックも結果の共有もない」(32.5%)で、「簡易的なフィードバックがある」(28.5%)が続いた。
年代別でみると、若年層ほどフィードバックを受ける機会が多く、賞与額への納得感も高い傾向があった。賞与の納得感は、「賞与額」ではなく「フィードバックの有無」と相関があると考えられる。