生理・PMSの共有アプリ「ケアミー」を運営するヘルスアンドライツは、11月22日の「いい夫婦の日」に合わせ、20~49歳の既婚男女400名(女性200名、男性200名)を対象に、「夫婦間の生理あるある」をテーマとした調査を実施した。なお、調査は2024年11月5日に行われた。

パートナーの些細な行動にイライラする女性、理由が分からず戸惑う男性

女性は「普段なら気にならないパートナーの些細な行動にイライラする」、男性は「パートナーが不機嫌になった時、その理由が生理やPMSのせいか分からない」が1位に。女性は、女性ホルモンの変動などの影響で、普段は気にならないパートナーの行動に突然イライラしてしまうことがあるという。男性は、こういったパートナーの体調の変化を理解するのが難しいことがあり、「なぜ機嫌が悪くなったのかわからない」と戸惑いがちとのこと。このような夫婦間のすれ違いが、些細なことが原因で喧嘩に発展してしまう一因になっていることがうかがえる。

回答者からは、「普段なんとも思わないことで自分がイライラして、そのことを伝えればいいのに口では伝えず、相手に嫌な思いをさせてしまった。(29歳・女性)」「直接的な言葉で大丈夫かと言ってしまって嫌な顔をされた。デリケートな話なので嫌だったんだなと後から反省した(38歳・男性)」などのコメントが寄せられた。

パートナーとの関わり方が分からない男性、不調をうまく伝えられない女性

男性の2位には「生理やPMSで体調が悪いのは分かっても、自分がどのように手助けできるか分からない」、3位には「生理やPMSの知識はあるが、どう接して良いか分からない」がランクインした。生理前や生理中のパートナーとの関わり方が分からず、サポートしようとして逆に不快にさせてしまうことも多いようだという。一方、女性は「生理前・生理中にイライラする理由を、パートナーにうまく伝えられない」「生理前・生理中にどのように接してほしいかを、パートナーにうまく伝えられない」といった回答も多く、パートナーの理解やサポートを期待しつつも、それを直接表現することに難しさを感じていることがうかがえる。

回答者からは、「どのくらい辛いことかわからないため、話しかけにくい(31歳・男性)」「あまり生理のこと男性に話すのは得意ではないが、分かってほしいという気持ちはある(32歳・女性)」などのコメントが寄せられた。

大切な予定を楽しめないことがある

女性の2位には「デートなど大切な予定の日に体調が悪くなり、その日を楽しめない」がランクイン。一方、男性も「デートなどの予定を急にキャンセルされる」が4位にランクインした。女性は生理やPMSの影響で大切な日でも予定が楽しめないことが多く、男性も突然の予定のキャンセルや、デート中の生理やPMSに伴う不調にうまく対応できず戸惑ってしまうことが少なくないようだという。

回答者からは、「デート中に頻回にトイレに行くのを理解してくれない(24歳・女性)」「体調が悪いと知らずに連れ回してしまった(31歳・男性)」などのコメントが寄せられた。

“家事をする”だけが正解ではない? 夫婦間の工夫は?

「料理や洗濯などの家事を手伝ってくれる」「温かい飲み物を入れてくれる」といった直接的なサポートが嬉しいという人もいれば、「そっとしておいてくれる」ことをありがたく感じる人もいるという。PMSや生理の際の症状に個人差があるように、パートナーに求めるサポートは人それぞれ。夫婦間で生理やPMSについて理解を深めることが大切とのこと。お互いのタイミングや状況に合わせ、適切な方法で気持ちや情報を共有し、相手に合ったサポートを工夫することで、より良い関係を築いていけるそう。

回答者からは、「家事をやってくれた。寄り添ってお腹や腰をさすってくれた(27歳・女性)」「共有の日程表で管理したことで、生理のタイミングが分かり、サポートができた(42歳・男性)」などのコメントが寄せられた。

「生理・PMSの共有アプリ『ケアミー』調べ」