2024年10月20日、「Lake Biwa Meeting 2024」が滋賀県甲賀市土山町にある「ダイヤモンド滋賀」で開催された。今年で28回目を迎えたこのイベントは、今回初めてとなる会場での開催となり、秋晴れのもと33台もの英国車が集結。自然豊かなロケーションに華やかな英国車が揃い、参加者たちは、エレガントでクラシックな雰囲気を存分に楽しんだ。
【画像】秋晴れのもと「Lake Biwa Meeting 2024」に集まった英国車たち(写真14点)
メインイベントは、例年通りの英国車展示に加え、ファンにとって見逃せないトークショーやロッカーカバーカーレース(RCCR)。さらに今年は、新たな試みとして「PC競技」が加わり、これが大いに盛り上がりを見せた。他にもオートジャンブル&スワップミートやビンゴ大会、特別賞の授与など、豊富なプログラムが用意されており、エントラントたちは思い思いの楽しみ方で会場を堪能していた。
会場入り口には横断幕が掲げられ、1970年製のVanden Plas Princess 1300が長崎県佐世保市から、さらに1935年製MG PAと1938年製MG TAなど戦前車も含め、貴重な英国車が並ぶ。並んだ車両はどれも風格を漂わせ、多くの来場者が足を止めて眺めていた。
魅力的なクーパーSの横では、参加者がパーツを持ち寄るスワップミートが人気を集めた。また、英国製の電装部品を扱うショップも出店し、熱心なコレクターたちで賑わった。
スタッフによるオーナーインタビュー形式で行われたトークショーには、1963年製Austin Mini Countrymanや1973年製Vanden Plas Princess 1300が登場。特に兵庫県姫路市から参加のVanden Plasでは、ADO16のトランクヒンジについての解説が注目を集めた。また、スパルタンな1964年製Lotus Elan S2や、1954年製MG TF 1500も登場。そのヒストリーや車の魅力が熱く語られた。
今回初開催の「PC競技」では1966年製Austin Mini Cooper Sやスポーティな1964年製Jaguar Mk2などが走行。ゆったりとしたペースながらも、来場者の注目を集め、大いに盛り上がりを見せた。
RCCRでは、11台が参戦し、コンクールデレガンスも併催。自作のレース車両が急勾配を駆け抜け、各車の精巧なデザインもまた注目を集めた。
最後は集合写真で締めくくられ、賑やかなうちに幕を閉じた「Lake Biwa Meeting 2024」。自然豊かな滋賀の地に響いたエンジン音と、色とりどりの英国車たち。来年の開催が早くも待ち遠しい。