長く続く景気の低迷で、なかなか上がらない実質賃金。それでも日々の暮らしの中で確実に必要なのが、水道光熱費や通信費、保険料などの固定費です。毎月かかるものだからこそ、これらの固定費を節約することができれば、その効果は絶大です。
そこで今回は、固定費の節約についてアンケートを実施。実際にマイナビニュース会員が行っている節約方法をご紹介します。
Q.「固定費」の節約で工夫したことや、効果があった方法を教えてください 例)動画サブスクを3つから1つに減らした、子どもの学費がかかるので保険を解約した等
■「水道光熱費を抑える」
・「夏場のお風呂をシャワーだけにすることで、ガスと水道代が抑えられた」(57歳男性/岐阜県/その他/その他・専業主婦等)
・「クーラーを家の何箇所もで点けることはせず、一つの部屋でのみクーラーをつけ、その部屋でできることとして本を読むなどして過ごすことにした。そのおかげで一ヶ月で一万円も節約できた」(43歳男性/茨城県/その他/その他・専業主婦等)
・「やはり電気料金でしょうか 本年の暑さは異常と感じましたのでエアコンは必須と感じ、契約アンペア数を下げて基本料金の見直し、他の電気はこまめに消す 休日はなるべく他の場所で過ごすなどしました結果 前年よりは少しだけ安くなりました」(56歳男性/千葉県/食品/技能工・運輸・設備関連)
・「自宅の光熱費(オール電化)をこまめに管理するために、すべて外出先等から遠隔操作できるようにした」(57歳男性/福岡県/通信関連/公共サービス関連)
・「他社と比較して安い電気会社に変更した。また、支払いをクレジット払いにすることでポイントを得られるため、結果的に更に出費を抑えることに繋がっている」(53歳男性/愛知県/コンピューター機器/販売・サービス関連)
・「電気代・ガス代を、微妙だけれども安くなる業者に換えた。当然、利用時の節約も、夏場であればエアコン設定室温をできるだけ上げて、ガス給湯器の温度はできるだけ下げて利用している」(66歳男性/静岡県/輸送用機器/メカトロ関連技術職)
・「電化製品を節電効果の高いものに変えたり、エアコンやこたつを最低温度で使ったりしている」(65歳男性/東京都/サービス/専門職関連)
・「ソーラーパネルとポータブル電源で電気を節約しています」(49歳男性/神奈川県/設計/メカトロ関連技術職)
■「通信費の見直し」
・「スマホは通信費が最も安いものに乗り換え、割引制度をフルに活用した。有料の動画やアプリは一切使わない」(67歳男性/石川県/その他/その他・専業主婦等)
・「携帯電話の通信費の見直しで、契約内容を変更した。その結果通信費が少し下がった」(66歳男性/和歌山県/その他/その他・専業主婦等)
・「携帯電話をサブブランドに変更した」(59歳男性/東京都/信託銀行/営業関連)
・「電気の契約先を比較して、自分の家での使用量のシミュレーションをして契約先を変更した」(64歳男性/東京都/その他/その他・専業主婦等)
■「保険料の見直し」
・「保険の見直し・解約、携帯電話の見直し・解約など」(64歳男性/広島県/広告・出版・印刷/その他・専業主婦等)
・「保険見直し本舗を利用しました」(60歳男性/千葉県/建設・土木/営業関連)
・「無駄な保険を解約して、その分のお金を貯蓄に回せるようになった」(57歳男性/岐阜県/その他/その他・専業主婦等)
■「サブスクの見直し」
・「利用頻度の低いサブスクを解約した」(44歳男性/富山県/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/販売・サービス関連)
・「あまり読まない新聞や動画サブスクリプションを解約した」(32歳男性/佐賀県/官公庁/公共サービス関連)
・「サブスクを1年契約から、見たいときだけ1月契約を繰り返すようになった」(47歳男性/宮城県/その他/その他・専業主婦等)
■「その他」
・「株主優待が利くサービスを優先して利用している」(62歳男性/熊本県/教育/公共サービス関連)
・「散髪の回数を減らしたり、冷暖房設備を出来るだけ使用しないようにした」(57歳男性/大阪府/鉱業・金属製品・鉄鋼/建築・土木関連技術職)
・「家計簿をつけることで、どれだけの固定費が発生しているかを明確に把握できます。毎月の支出を詳細に記録し、どの項目が多くの予算を占めているかを確認します。これにより、節約のポイントが見えてきます」(64歳男性/愛知県/その他/その他・専業主婦等)
Q.そのほか、成功した、効果があったと感じる節約方法があれば教えてください 例)飲み会を減らしたらお小遣いが3万も増えた、電気をこまめに消したら思ったより電気代が安くなった等
・「ふるさと納税で食費を浮かした」(40歳男性/千葉県/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
・「プライベ-トブランドやジェネリック医薬品を選び、ポイントカードやキャッシュパックを活用します」(64歳男性/愛知県/その他/その他・専業主婦等 )
・「ペットボトルを買うのを減らして、ティーバッグのお茶を作って飲むようになった」(34歳女性/東京都/その他/その他・専業主婦等)
・「一番は飲み会です。例にもありますが、部下の分を奢る機会が減ったことで、月に数万円節約でき、一番効果がありました」(62歳男性/大阪府/教育/事務・企画・経営関連)
・「運動には金をかけずに、ウオーキングのみ」(67歳男性/石川県/その他/その他・専業主婦等)
・「下手に自炊にこだわるより、スーパーの半額を狙ったりすることで逆に外食や中食の方が安く済む場合もある」(49歳男性/東京都/その他/その他・専業主婦等)
・「自家用車の買い替え。低燃費・維持費の安い車種を選ぶ」(62歳男性/栃木県/サービス/技能工・運輸・設備関連)
・「出来るだけ物は長く使うこと(長く使うことを前提に物を購入する)が一番だと思う」(61歳男性/新潟県/ガラス・化学・石油/その他技術職)
・「賞味期限が近いものから試用して、廃棄を少なくすると食費がういた」(50歳男性/熊本県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「基本飲み会は極力やめるようにしたら、万単位で節約できた」(56歳男性/愛知県/輸送用機器/その他技術職)
・「1日に使える金額を決めて使わなければ繰越、使いすぎても繰越範囲内でやりくりしていったら、生活費が残る月もありました」(47歳女性/東京都/その他/その他・専業主婦等 )
・「推し活について、グッズやCDDVDなど人に流されないように、自分の好きなものをメインで買うとだいぶ支出が減った」(25歳女性/北海道/その他/その他・専業主婦等 )
・「洋服は、『しまむら』を利用するようにしています」(58歳女性/栃木県/教育/専門職関連)
・「お金のことを考えるようにしたら、50万貯金できた」(46歳男性/滋賀県/その他/その他・専業主婦等)
■総評
マイナビニュース男女会員に、固定費の節約についてアンケートを実施したところ、「水道光熱費を抑える」「通信費の見直し」「保険料の見直し」「サブスクの見直し」などの節約方法が寄せられました。
たとえば、「通信費の見直し」に関しては、携帯キャリア各社が競って格安のプランを用意したり、メーカーも廉価版のスマフォに力を入れるなど、大きな節約効果が見込める分野かもしれません。
また「水道光熱費」についても、複数の選択肢の中からもっとも適したプランを選ぶなどできそうです。
調査時期: 2024年10月16日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 314人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません