長引く円高基調や、エネルギーや資材価格の高騰などによる物価の上昇を、肌で感じている人は多いのではないでしょうか。とくに日々の暮らしに欠かせない食料品は、天候不順による農作物の不作なども加わり、価格の上昇が家計へ与える影響も大きくなっています。
そこで今回は、節約の対象としてメジャーな食費の節約についてアンケートを実施。実際にマイナビニュース会員が行っている節約方法をご紹介します。
Q.「食費」の節約で工夫したことや、効果があった方法を教えてください 例)プライベートブランドの商品を買うようにした、お弁当を作るようにした等
■「セール品や値引き商品を購入する」
・「スーパーのタイムサービスを利用する」(67歳男性/兵庫県/専門商社/IT関連技術職)
・「夕方以降にスーパーに行き、値引きシールが付いたのを買う」(49歳男性/神奈川県/物流・倉庫/その他・専業主婦等)
・「スーパーをはしごして、1円でも安い店でまとめ買いをする、値引きシールが貼られるのをまつ」(52歳男性/神奈川県/ホテル・旅館/事務・企画・経営関連)
・「メニューを決めて買い物するのではなく、お買い得商品を買ってからメニューを決めるようになった」(61歳女性/大阪府/その他/その他・専業主婦等)
・「特売の商品を組み合わせてご飯を作る。家にある調味料を基本にすると、なんでも作れる」(25歳女性/北海道/その他/その他・専業主婦等)
■「外食、コンビニの利用を控える」
・「外食を控える。子どもたちが一緒だった頃はひんぱんに外で食事をしていたが、夫婦だけの生活になって、食生活はつつましくしました」(65歳男性/宮城県/広告・出版・印刷/その他・専業主婦等)
・「昼ご飯はコンビニで買うことが多かったが、弁当を持っていくことにより節約に繋がった。外食の頻度を減らし、自炊することで節約にもなり、美味しいものを作れるようになった」(33歳男性/大阪府/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「カップ麺や菓子類はスーパーなどの特価日に買いだめし、コンビニなどでは買わない」(50歳男性/奈良県/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「外食を控えて、冷蔵庫の中のものを使い切ってから買い物に行くようにしている」(56歳女性/北海道/食品/その他技術職)
■「自炊する」
・「お茶はペットボトルは買わずに、お湯で沸かして作った。食品は安さを優先した。昼は昨夜の夕食の余りを弁当にして持って行った」(67歳男性/石川県/その他/その他・専業主婦等)
・「見切り品を買うだとか、鍋焼きうどんのスープを再利用して雑煮を作るとか、食費一人1,000円/日なんて楽勝だが、カネがある人は貧乏性の性で生きていて、無い人が無駄遣いし、物価云々の文句言ってる気がしています」(56歳男性/愛知県/専門商社/その他技術職)
■「まとめ買い/作り置きをする」
・「野菜などの安い材料(人参、玉ねぎ、じゃがいもなど)を多く買ってきて、料理を作り置きにする。量にもよるけど1週間は耐えられる、かつ同じメニューの繰り返しでも」(66歳男性/静岡県/輸送用機器/メカトロ関連技術職)
・「調理品・野菜の下ごしらえを小分けにして冷凍保存。主食の米を玄米で地元の農家から直接買い付ける。スーパーの特売品をまとめ買いでストックする」(62歳男性/栃木県/サービス/技能工・運輸・設備関連)
■「プライベートブランド商品を購入する」
・「プライベートブランドの商品を多用するようにした」(48歳男性/茨城県/輸送用機器/営業関連)
・「夕食用に某メーカーのプライベートブランドの利用や、冷凍野菜を活用するようにした」(57歳男性/大阪府/鉱業・金属製品・鉄鋼/建築・土木関連技術職)
■「おやつなどを減らす」
・「スイーツやアイスを買う機会をなるべく減らしている。ケーキを買うのをやめ自宅で作ることを覚えた」(61歳女性/大阪府/サービス/販売・サービス関連)
・「体に悪そうなものを食べないよう、買わないようにすることで、スナック菓子などの購入費は抑えられた」(57歳男性/岐阜県/その他/その他・専業主婦等)
■「その他」
・「量を増すため、豆腐・こんにゃく・もやし等を積極的に使って自炊する」(64歳男性/広島県/広告・出版・印刷/その他・専業主婦等)
・「お米を節約するため、100円ショップで売られている横綱あられ(当時は小麦粉ではなく米粉で製造されていた)で乗り越えた」(49歳男性/千葉県/サービス/その他・専業主婦等)
・「一日一食にすること。食費を毎月半額程度には抑えられた」(34歳女性/千葉県/その他金融/営業関連)
Q.そのほか、成功した、効果があったと感じる節約方法があれば教えてください 例)飲み会を減らしたらお小遣いが3万も増えた、電気をこまめに消したら思ったより電気代が安くなった等
・「なるべくエアコンは使わず、暑い時は扇風機2台をつけた方が電気代は安い」(64歳女性/栃木県/その他/その他・専業主婦等)
・「冬場の冷蔵庫は、冷凍庫で冷やした保冷剤を冷蔵室に移動させ、半日電源を抜いています。普段の月額と比較すると1,000円ほど安くなります」(56歳女性/三重県/専門店/販売・サービス関連)
・「電車通勤から自転車通勤に変えて交通費を節約した」(69歳男性/神奈川県/ビル管理・メンテナンス/技能工・運輸・設備関連)
・「サブスクを一つにまとめたら固定費が浮いた、ポイントデーでまとめ買いしたら節約できた。電気をLEDにすべて変えたら電気代がういた」(41歳男性/静岡県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「毎日クリックだけでもらえるポイントサイトなどを利用します。コツコツですが、ちりも積もればかなりの金額になります、デジタル貯金箱的な使い方です」(67歳男性/石川県/その他/その他・専業主婦等)
・「自動車やオートバイのエンジンを掛けたままにしたり、無理な運転をしない。こういう行為で燃料は結構減っている。燃料の無駄使いに気を付けている」(36歳男性/佐賀県/鉱業・金属製品・鉄鋼/その他・専業主婦等)
・「何かを購入するときには、本当に必要かどうか確認してから購入するようになると節約につながった」(44歳男性/神奈川県/その他/事務・企画・経営関連)
・「パチンコを打たなくなったら、おこづかいが給料日まで残るようになった」(54歳男性/岩手県/その他/その他・専業主婦等)
・「退職したら飲み会が減って、交際費の支出が大幅に減りました。これも節約でしょうか⁉」(65歳男性/宮城県/広告・出版・印刷/その他・専業主婦等)
・「車の運転の急発進・急加速を控えたら多少燃費が良くなった」(67歳男性/神奈川県/その他/クリエイティブ関連)
・「銀行のATMは休日や遅い時間に利用しない。手数料や時間外料金が発生するから」(36歳男性/佐賀県/鉱業・金属製品・鉄鋼/その他・専業主婦等)
■総評
マイナビニュース男女会員に、食費の節約についてアンケートを実施したところ、主な節約方法として「セール品や値引き商品を購入する」「外食、コンビニの利用を控える」「自炊する」「まとめ買い/作り置きをする」「プライベートブランド商品を購入する」などのテクニックが寄せられました。
いずれも王道と言ってもいい、メジャーな節約方法と言えるでしょう。特売品を使って賢く料理をするなど、参考になる意見も多かったのではないでしょうか。
ただし、一部のコメントでみられた、極端に食事量を減らすなどの過激な方法は健康面への悪影響が心配です。体調に十分に注意しながら、楽しく節約生活を行いたいものですね。
調査時期: 2024年10月16日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 314人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません