フォーイットが運営するMediverseは10月8日、「ポイ活(ポイント活動)に関するアンケート」の結果を発表した。調査は2024年10月1日、全国の20歳以上の男女500人を対象にインターネットで行われた。
「ポイ活」経験有無
ポイントを貯めて、貯めたポイントを何かと交換した経験があると回答したのは、約9割(87.2%)という結果が出ており、日本社会に広く浸透していることが見てとれる。
男女年代別に見ると、「ポイ活」を経験したことがあると回答した割合は、男女問わず、すべての年代において8割を超えていた。特に20代男性・60代男女は9割を超えるほど意欲的であることがわかる。
世帯年収別に見ると、「ポイ活」を経験したことがあると回答した割合は、世帯年収ごとにバラつきが見られた。しかし、世帯年収別に経験率を見比べてみると、このバラつきには世帯年収との相関関係はあまり見いだせない可能性が高いことが推察される。
「ポイ活」交換先
「ポイ活」を経験したことがあると回答した87.2%に対して、その交換先について深掘りしてみると、もっとも多かったのは「現金」69.3%であり、その後「ギフト券(Amazon、iTunes、Google Playなど)」51.8%、「楽天ポイント」29.1%が続いていた。1位「現金」と3位「楽天ポイント」には、約2.4倍の差異が見られており、人気の高さが段違いであることがうかがえる。
男女別に見ると、「ポイ活」交換先には、大きなジェンダー差は見られず、男女ともに、1位「現金」2位「ギフト券(Amazon、iTunes、Google Playなど)」3位「楽天ポイント」がランクインしており、いずれも「現金」と「ギフト券」が有力であることが見受けられる。
なお、交換先として、女性比率が男性を上回っていたのは、「楽天ポイント」「dポイント」「PayPayポイント」「WAONポイント」の4つであった。
年代別に見ると、「ポイ活」交換先は、年代問わず、1位「現金」2位「ギフト券(Amazon、iTunes、Google Playなど)」は不動であることがわかる。しかしながら、1位「現金」と2位「ギフト券(Amazon、iTunes、Google Playなど)」の比率差は年代ごとに異なる傾向が見られていた。特に50代は、ポイントを「現金」に交換する比率が「ギフト券(Amazon、iTunes、Google Playなど)」に比べて30%以上の乖離となっている一方で、30代はわずか1.6%という対照的な結果が出ていた。
世帯年収別に見ると、「ポイ活」交換先は、世帯年収問わず、「現金」に圧倒的な人気があることが垣間見える。「現金」への人気がもっとも目立ったのは、世帯年収1,000万円以上で、こちらの世帯年収層は、「ギフト券(Amazon、iTunes、Google Playなど)」への人気も同様であった。