「パチスロサミット2024」が10月5日、東京・ベルサール秋葉原で開催された。昨年4年ぶりに開催され、約1万人もの来場者を集めたこのイベントだが、今年は内容もさらにパワーアップ。秋雨前線を吹き飛ばすかのような熱気が会場を包んだ。

「パチスロサミット2024」を主催したのは日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)、日本遊技機工業組合(日工組)、そして回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)の三者。パチスロサミットはもともと、8月4日を「パチスロの日」と制定した2010年から前身イベントがスタート。コロナ禍では開催が見送られたが、すでに10年以上という長い歴史を持つ"パチスロ界のお祭り"である。

この日の開会式で登壇した日電協の小林友也理事長によると、パチスロ業界は今、なかなかホットな時期に突入しているという。

  • 日電協・小林友也理事長

「パチスロサミットはパチスロ業界最大級のリアルイベントですが、11月2日にはパチンコ業界最大のイベント『みんなのパチンコフェス2024』が開幕します。 14日からは全国のパチンコホールにてファン感謝デーも行われるなど、
今日を皮切りにパチンコ、パチスロのイベントが目白押しとなっています。

スマートパチスロも大変好調ですが、来年度には社交性に頼らない『ボーナストリガー』を市場に投入します。シンプルで遊びやすく、多くのパチスロファンのみならず、これからパチスロを始める人も幅広く楽しめる遊戯となって、新たなパチスロ市場を作ると確信しています。これからもたくさんのワクワク、ドキドキを提供していきますので、今日は思いっきり遊んでください」(小林氏)

  • 左は日工組の榎本善紀理事長、右は回胴遊商の大饗裕記理事長

導入前の新機種がズラリ!「ウルトラ試打会」

パチスロサミットの目玉は「ウルトラ試打会」。人気機種やリリース前の最新機種など約100台のパチスロを実際に楽しむことができる。ウルトラ試打会の会場となったベルサール秋葉原の地下一階に降りてみると……

ものすごい数の人だ! 自由に歩くのも難しいほど活況を呈している。昨年の来場者は1万人だったということだが、今回はさらに上振れるのでは。

こちらで大行列となっていたのは、今年12月に導入予定のスマスロ新機種「#桃太郎電鉄 ~パチスロも定番!~」である。

まさか国民的大人気すごろくゲームの『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』もパチスロになって登場するとは……めちゃ楽しそう。ゲームと同じようにサイコロを振って目的地を目指すという内容で、サイコロによってコイン枚数の上乗せが発生する「サイコロゾーン」や、上乗せ性能が大幅に向上する「黄金列車ボーナス」なども搭載しているという。

同じく、アニメ、ドラマ、映画にもなった大人気漫画もパチスロに。10月7日から新導入となる「今日から俺は!! パチスロ編」も多くの人で賑わっていた。パチスロのために新たに描き起こしたオリジナルアニメ映像も含まれているらしい。ファンからしたらたまらないだろうな。

この日、もっとも長い行列を作っていたのが「スロット ゾンビランドサガ」のコーナーだ。

今夏から登場した新機種だが、なんとこの日は……

ここでしか手に入らない、アニメ『ゾンビランドサガ』の限定アクリルキーホルダーが用意されており、「スロット ゾンビランドサガ」の体験者に配られたのだ。あまりの人気っぷりで早々に入場規制がかけられていたが、ファンのみなさんが無事にGETしたことを祈るばかりである。

ウルトラ試打会の会場には他にも、「スマスロ 鬼武者3」「Lダブルアタック2」「スマスロ ゴッドイーター リザレクション」「Lワンパンマン」「スマスロ ゲゲゲの鬼太郎 覚醒」「スマスロ頭文字D 2nd」……など計19機種にものぼるパチスロが並んだ。

クイズ大会やパチスロのレクチャーブース、クレーンゲームも!

会場1階のステージでは人気パチスロライターたちによる「クイズ パチスロファン100人に聞きました」や「今どきの学生に◯✕ホンネ調査!」、BS朝日とパチスロサミット2024のコラボ企画「実力も運のウチ!」などが実施された。

「クイズ パチスロファン100人に聞きました」では、パチスロファンたちが勝負前に食べる「勝ち飯」を予想するクイズや、「一緒に飲みに行きたいパチスロライター」を当てるクイズなどが出題。リアリティのあるクイズ結果に、会場も大いに盛り上がっていた。

こちらは「タッチ&トライ」と題されたブース。未経験者にもパチスロの魅力が伝わるよう、ホール店員さんたちがパチスロの遊び方をひとりひとりに優しくレクチャーしていた。機種のほうも「ミスタージャグラー」や「スマート沖スロ ドラゴンハナハナ~閃光~」など、初心者でも楽しみやすいタイプで厳選されていた。

クレーンゲームコーナーも大盛況。景品は「マジカルハロウィン8」と「防空少女ラブキューレ2」の実物大筐体タオルだという。それは実用的だし、面白い。しかも恐ろしいことに……

一回のチャレンジで4枚同時にゲットした猛者も! この方のパートナーも2枚ゲットしていたので、ふたりで計6枚も獲得したことになる。すごい強運……きっと日頃、パチスロのほうも上手いことやっているに違いない。

会場には他にも、パチンコ・パチスロの楽しさ・ワクワク感を伝える「KIBUN PACHI-PACHI委員会」がキャンペーン情報などを発信するKIBUN PACHI-PACHIブースがあったり……

スタンプラリーが実施されていたりと、実にエンタメ性に富んでいた。スタンプラリーで参加できるガラガラくじの一等賞には「ルンバ」が用意されるなど、かなり豪華な景品が用意されていた。個人的には3位のソーダストリームが欲しかったが、結果は言うまでもなく参加賞の「オリジナルクリアファイル」。……いや、うれしいけどね!

今年も大盛況に終わった「パチスロサミット2024」。日電協の小林理事長が語っていたように、今後もパチンコ・パチスロイベントは目白押しなので、そちらもぜひお楽しみあれ!