京都鉄道博物館は26日、JR西日本の営業路線とつながった引込線を活用する現役車両の展示として、開業128年を迎え、今年度から公有民営方式による上下分離に移行した近江鉄道の100形を10月29日から特別展示すると発表した。
近江鉄道100形。10月29日から京都鉄道博物館で特別展示が行われる
特別展示は10月29日から11月25日まで開催。近江鉄道100形のモハ102号車・モハ1102号車を展示するほか、11月14日から京都鉄道博物館収蔵のクハ117形1号車・オハ25形551号車も同じエリアに展示する。
10月29日の11時から入線セレモニーを実施し、入線シーンを公開。所要時間は15分程度とされ、近江鉄道、JR西日本、京都鉄道博物館の関係者に加え、近江鉄道公式キャラクター「駅長がちゃこん」、京都鉄道博物館公式キャラクター「ウメテツ」も登場する。
100形の車内公開は平日の10時から14時30分まで(10月29日のみ10時から16時30分まで)、土日祝日の10時から16時30分まで実施。「京都鉄道博物館開業後、甲種輸送による車両の特別展示は初」とのことで、甲種輸送に必要な機材を積んだ状態で展示が行われる。
11月2～4日に近江鉄道のPRブースを設置し、社員による同社の紹介を各日11時30分・13時(各回30分)に開催。11月17日には、JR西日本本社駅業務部駅運転課長の内藤久士氏による講演会「特別展示の車両入換を通して駅運転業務の今を語る」が11時と14時に開催(各回定員50名)される。
