俳優の大泉洋が、20日に都内で行われたテレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム『終りに見た街』(9月21日21:00~)の会見に登場。

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    大泉洋

戦争体験者の一人として厳しい体験を次世代に伝えることをテーマに脚本執筆され、過去に2度ドラマ化された山田太一氏原作の『終りに見た街』が、約20年の時を経て3度目となるドラマ化。主演・大泉洋×脚本・宮藤官九郎のタッグで令和によみがえる。

大泉洋、大学生に人生のアドバイス「好きなことをとことん突き詰めてもいい」

大学生・大学院生が参加した今回の会見。報道陣から「大学生に人生のアドバイスを」と促されると、大泉は「20代は番組内で騙されているうちに終わったので……(笑)」と前置きしつつ、「小さくまとまってほしくないとは思います。就職という言葉を聞くと、どうしてもどこかの企業で働くというイメージになってしまう。自分にできることに当てはめて仕事を選ぶよりも、もっと違うアプローチで突き進んでもらえたらいいなと思います」とアドバイスを送る。

続けて、「私はただラッキーでここまで来て、娘にも『パパは何の努力もせずにここまできた』と言われたんですけど(笑)。でもそれって楽しかったからこそ朝まで芝居の稽古ができたし、どんなに騙されて短パンで北極圏に行けと言われても行けてましたしね(笑)。好きなことをとことん突き詰めてもいいもいいんじゃないかな。それができる時代だと思います」と自身の経験を明かしつつ、熱いメッセージを伝えた。

しかし、「もし大泉さんが今大学生になったら何をしたいですか?」と質問されると、「いちばんいい会社探すでしょうね!」と即答。「いちばん自分を高く評価してくれるところで……やっぱり安定ですよね。適当なアドバイスを言いましたけど、もしあなたがと言われたら大企業に就職して手堅く給料をもらい、安定をね……(笑)」と真逆の発言で笑いを誘った。昔から手堅いタイプだったそうで、「小学6年生までは文集にハリウッドスターと書いているんですけど、中学1年になった途端にNTTの社員と書いていた(笑)。若い頃から手堅いところあるんですよ……なんでこんな仕事してるかわからない!」と話した。