遠州鉄道は、新造車両2009号編成(モハ2009+クハ2109)を導入するとともに、9月下旬頃に1002号編成(モハ1002+クハ1502)の運用を終了する予定と発表した。

  • 遠州鉄道の新造車両2009号編成(モハ2009+クハ2109)。運用開始に向けて準備を進めている

遠鉄電車は新浜松~西鹿島間を12分ヘッドで運行している。電車は1000形・2000形の2形式あり、ともに製造会社は日本車輛製造。1999(平成11)年から導入されている2000形は同社初のVVVFインバータ制御方式を採用しつつ、外観は1000形を踏襲した車体デザインとなっている。営業運転開始から25年が経過した現在も2000形の新造が続いており、2018年に2007号編成、2021年に2008号編成を導入。2008号編成の導入にともない、2021年に1000形の1001編成が引退している。

2000形の新造車両となる2009号編成も2両編成で、既存の1000形・2000形とほぼ同様の外観に。製造会社から車両基地に搬入され、運用開始に向けて準備を進めている。「営業運転開始まで、今しばらくお待ちください」とのこと。

  • 新造車両の導入にともない1002号編成(モハ1002+クハ1502)が9月下旬頃に運用終了。勇退記念ヘッドマークを付けて運行する

新造車両の導入を受けて、既存車両のうち1000形の1002号編成が引退し、9月下旬頃に運用を終了する予定となった。「昭和60年以来、多くのお客様にご乗車をいただき感謝申し上げます」と同社。引退車両の1002号編成は現在、勇退記念ヘッドマークを付けて運行している。