三菱系3社が出資した新会社「イブニオン」がEV総合サービスのオンラインプラットフォームを2024年10月に開設

2024年9月4日、EV(電気自動車)総合サービスのオンラインプラットフォームを運営する新会社「イブニオン株式会社」の説明会が開催された。同社は三菱商事(35%)、三菱ふそうトラック・バス(35%)、三菱自動車(30%)の3社の共同出資によって2024年6月6日に設立。事業開始は2024年10月1日を予定している。EVNION(イブニオン)はEV(電気自動車)とUNION(団結・つながり)を組み合わせた造語である。

 

イブニオンはさまざまなパートナー企業と連携し、EV総合サービスプラットフォームとして、自家用・ビジネス用を問わず、EV導入・運用に最適なソリューションを提供。オンラインプラットフォーム「EVNION PLACE(イブニオンプレイス)」を通じてEV周辺サービスを包括的に提供する。

 

例えば、EV購入・利用時に必要となる充電器設置や電力プランなどのサービスや情報が得られる。個人や法人、あるいはメーカーやブランドを問わず誰でもアクセスできて、コンフィギュレーターなどの機能で必要なサービスを選ぶことができる。EV販売店の担当者でも、イブニオンを利用してEV 購入者へ効率的に付帯サービスを提案できる。法人ユーザーに対しては充電器の選定などEVを導入するうえでのさまざまな悩みに専門のスタッフが応えるコンシェルジュサービスも提供。EV導入解説などのさまざまな情報を掲載し、イブニオンプレイスで一元的に知見の獲得やサービスの確認ができる。現段階ではEVの比較検討はできない。

 

ビジネスモデルとしては顧客の紹介手数料、情報の掲載料、広告宣伝料で儲ける仕組みで、立ち上がり時点では20社〜30社のサービサーの商品・サービスを取り扱う。2024年10月1日から開設予定。イブニオンが運営するEV総合サービスプラットフォーム「イブニオンプレイス」はディファクトスタンダードを目指し、2030年ごろのEV普及期により収益をあげていきたいとしている。

 

〈文=ドライバーWeb編集部〉