クロス・マーケティングは、2024年7月26日~7月28日、全国の20~79歳の女性1,500名を対象に「身体の悩みに関する調査(2024年)」を実施した。なお、調査結果は端数処理のため構成比が100%にならない場合があるとのこと。

  • 図1

フェムテックの認知率は23%であり、メノテックは6%と低いことがわかった。フェムテックの名前と内容を認知しているのは、女性20~40代で約1割となった。更年期の女性を対象としたメノテックの内容を認知している人は2%と極めて低い結果となった。一方、PMSの認知率は31%であり、内容も認知している人は20~30代で3割を超えることがわかった。

  • 図2

フェムテックやメノテック関連製品・サービスの内容を呈示したうえでの興味・関心は、フェムテックが全体で33%、30代で45%と最も高い結果となった。また、メノテックは全体で31%、30~40代では4割台となった。

  • 図3

女性の現在の身体の悩みは、「体重や体型」「精神的なストレス」と回答した人が多く、20~60代は「体重や体型」、70代は「高血圧」と回答した人が最も多かった。また、20~30代は「口臭」「体臭」「顔のうぶ毛の濃さ・多さ」「体毛」「デリケートゾーンの乾燥・かゆみ・におい」、40~50代は「更年期・女性ホルモンのゆらぎ」の回答が多い結果となった。

  • 図4

現在最も悩んでいることへの対策方法を自由回答で聴取した結果、体重や体型は「運動をする」「食事制限をする」、精神的なストレスは「美味しいものを食べる」「睡眠を十分にとる」、抜け毛・薄毛は「育毛剤」「ウィッグ」の使用、生活習慣管理は「バランスのよい食事」「野菜を摂ることを意識する」といったコメントが寄せられた。

  • 図5

フェムテック・メノテック関連製品の直近1年間の利用経験は「おりものシート」「生理用/吸水ショーツ」「各種産婦人科検診」「月経管理アプリ、サービス」などが上位に挙がった。また、70代は「尿もれパット」の利用率が高い結果となった。

  • 図6

自分のスタイルに対しての意識は「姿勢を良くしたい」「体重を落としたい」と回答した人が38%、「筋肉をつけたい」と回答した人が31%であった。

  • 図7

「社会で、女性特有の症状への配慮・理解は不十分だと思う」と回答した人は61%であり、「社会で、女性特有の症状への配慮・理解が進んでほしい」と回答した人は77%と高く、いずれも30代は「あてはまる」と回答する人が多い結果となった。