ウミガメは8月21日、「災害時における口腔ケア」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は8月、20代〜40代の男女300名を対象にインターネットで行われた。
「災害時、水が使えない時などの歯みがきの方法について知っていますか?」と尋ねたところ、79%が「いいえ」と回答。「知っている」人はわずか21%だった。
多くの人が災害時の口腔ケアの重要性や具体的な対処法について十分な認識を持っていないことが分かったが、災害時に口腔ケアが不足すると、虫歯や歯周病だけでなく、インフルエンザや誤嚥性肺炎など全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性が。
この結果を受けて同社では、災害時における口腔ケアのポイントを次のとおり紹介している。
災害時など歯ブラシがない時には、「例えば、食後に30mL程度(おおさじ2杯程度)の水やお茶で口をしっかりすすぎ、ハンカチやティッシュを指に巻いて歯をぬぐうことで、汚れを取り除くことができる」という。
また、ハンカチの代わりに「ノンアルコールタイプのウェットティッシュを使うのも効果的」。ウェットティッシュを指に巻いて歯を拭けば、手軽に口腔ケアが行えるようで、歯磨き用のウェットティッシュも市販されているのだとか。
そのため、非常持ち出し袋には「歯磨き用ウェットティッシュ」「ノンアルコールウェットティッシュ」「ハンカチやティッシュなどの歯ブラシ代用品」を備えておくと安心とのこと。
限られた資源を有効に活用し、非常用持ち出し袋に口腔ケアグッズを加えることで、避難生活中でも口腔内の健康を維持することは可能のよう。備えあれば患いなし。早速、防災グッズに加えてみては?