三井不動産はこのほど、4月に公表した新グループ長期経営方針「& INNOVATION 2030」に基づき、2030年を見据えた新たなグループDX方針として、「DX VISION 2030」を策定した。

  • DX VISION 2030

同社では、「& INNOVATION 2030」における事業戦略として、「コア事業の更なる成長」「新たなアセットクラスへの展開」「新事業領域の探索・事業機会獲得」を掲げており、DXは戦略を支えるインフラの1つに位置付けられている。

「DX VISION 2030」では、リアルの場とデジタルを掛け合わせた不動産ビジネスの変革・イノベーション推進すること、不動産デベロッパーの枠を超えた「産業デベロッパー」として、社会のイノベーション・付加価値の創出に貢献し、多様化するニーズに合わせた体験価値を向上させていくという。

具体的には、「リアル×デジタル」による不動産ビジネスの変革・イノベーションの推進、「AI/デジタル人材変革」の推進、「デジタル基盤変革」として、セキュアかつ先進的なデジタル環境の整備によりデジタルインフラを一層強化することを挙げている。