横浜FMとニューカッスルが対戦した [写真]=金田慎平

『Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo』が3日に行われ、横浜F・マリノスとニューカッスルが対戦した。

 ニューカッスルは4-1で勝利した7月31日の浦和レッズ戦から先発を5人変更し、ミゲル・アルミロンやブルーノ・ギマランイスらがスターティングメンバーに名を連ねた。対する横浜FMは、エウベルやジャン・クルードらがスタメン入りを果たした。

 立ち上がりはニューカッスルがアレクサンデル・イサクの裏抜けで脅威を作っていく展開に。9分、イサクがペナルティエリア右から折り返し、2列目から飛び出したショーン・ロングスタッフが合わせたものの、横浜FMのGK飯倉大樹に防がれた。対する横浜FMは12分、素早く敵陣深くに押し込むと、井上健太がカットインから右足を振り抜いたが、ボールはクロスバーをかすめて枠を外れた。

 一進一退の攻防が続くなか、横浜FMが34分に試合の均衡を破る。縦パスを受けた西村拓真が、右サイドで相手の背後に抜け出した榊原彗悟へ見事なワンタッチパスを供給。深い位置まで運んだ榊原はボックス中央へ丁寧に折り返し、待ち構えていたエウベルが合わせて押し込んだ。

 1点リードで折り返した横浜FMはハーフタイムで全員交代。追いかけるニューカッスルは7人交代で後半に臨んだ。

 51分、横浜FMがリードを広げる。左サイドでスルーパスに反応した小池裕太はジェイコブ・マーフィーに体を寄せられて折り返しを阻まれたものの、タッチラインを破る直前にボールを奪い返す。相手が油断した隙を突いて素早くボックス中央へ折り返し、天野純が合わせてゴール右下へ流し込んだ。

 2点リードを保ったまま終盤に突入した横浜FMは、18歳の埜口怜乃と16歳の浅田大翔を投入してプレミアリーグの強豪との実戦を経験させる。その直後には浅田が巨漢DFダン・バーンを剥がしてクロスを送るなど、爪痕を残した。

 試合はこのまま終了し、横浜FMが2-0でニューカッスルに勝利した。

 横浜FMの次戦は7日に行われ、2024明治安田J1リーグ第25節で北海道コンサドーレ札幌と対戦する。一方のニューカッスルは、9日に本拠地『セント・ジェームズ・パーク』でジローナ(スペイン)とのフレンドリーマッチを予定している。

【スコア】
横浜F・マリノス 2-0 ニューカッスル

【得点者】
1-0 34分 エウベル(横浜FM)
2-0 51分 天野純(横浜FM)