マガジンハウスは、漫画家・南Q太の『南Q太傑作短編集 ぼくの友だち』、『ボールアンドチェイン』2巻の2作品を同時刊行し、7月31日に『ボールアンドチェイン』最新11話を公開する。

  • 『南Q太傑作短編集 ぼくの友だち』(左)『ボールアンドチェイン 2』(右)は2024年8月2日発売

『南Q太傑作短編集 ぼくの友だち』は、2017年〜2024年に講談社「モーニング」や祥伝社「FEEL YOUNG」などの各誌に掲載された4作品に加え、短編集のために描き下ろした32ページの表題作『ぼくの友だち』を収録。

  • 『南Q太傑作短編集 ぼくの友だち』より

お互いの制服を交換し合った同級生との再会『ぼくの友だち』(かきおろし)。となりに越してきた画家・カオルとの出会いで、灰色の「ぼく」の人生が色づいていく『キリフィッシュ』。妻から仕事から逃げた先の離島で過ごす優しい時間『幸福』。短編の名手・南Q太が描く、心にあかりを灯してくれる作品が集まった本作は全5作品すべて単行本初収録で、2024年8月2日に発売する。A5サイズ、178ページで価格は1,320円。

同時刊行する、マガジンハウスのWebマンガサイト「SHURO」&Web版「GINZA」にて連載中の『ボールアンドチェイン』は、2023年のweb版「GINZA」マンガ部門PV数1位、マガジンハウスのマンガwebサイト「SHURO」の2024年5月〜7月期のPV数1位を獲得している作品だ。

本作は、性自認に揺らぐ〈けいと〉と、冷え切った夫婦関係に悩む〈あや〉、生きづらさを抱える二人の葛藤と解放を描く物語。自分を疎んじる夫から離婚を拒否され、家庭内別居を受け入れた孤独な主婦〈あや〉。離婚カウンセラーのもと知り合った〈ゆみこ〉と二人旅をすることになり…。一方、性自認に揺らぐ会社員〈けいと〉。婚約者の無理解から諍いが増えるなか、美容師〈はるか〉との距離が縮まっていく。
ふたりに共通する孤独の正体とは?自分の人生の舵をきっていくこととはーー。

今回発売される新刊2巻の帯には、哲学者の三木那由他が推薦コメントを寄せている。A5サイズ、160ページで価格は1,320円。なお、新刊発売直前となる7月31日には、『ボールアンドチェイン』最新11話を連載媒体のマガジンハウスのマンガwebサイト「SHURO」とweb版「GINZA」にて公開する。「SHURO」、web版「GINZA」ともに、1話、2話、最新話は常時無料公開しているとのこと。