ニューカッスルが浦和レッズに4発快勝! [写真]=柳澤健太

 7月31日に『Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo』の一戦が開催され、浦和レッズとニューカッスルが対戦した。

 1996年8月以来28年ぶりの来日となるニューカッスルは今回の滞在期間で2試合を予定。来日後の初戦は『埼玉スタジアム2002』にて浦和と対戦する。ニューカッスルを率いるエディ・ハウ監督はニック・ポープやジョエリントン、ジェイコブ・マーフィー、アレクサンデル・イサクらを先発起用。対する浦和は伊藤敦樹やサミュエル・グスタフソン、関根貴大らがスタメンに名を連ねている。

 開始早々の2分、ニューカッスルは左サイドで細かくボールを繋ぎ、ジョー・ウィロックのスルーパスに反応したイサクが浦和のボックス前まで侵入。渡邊凌磨が対応するもイサクがそのまま右足を振り抜き、低い弾道のシュートをゴール左隅に突き刺した。4分にはGK牲川歩見のパスミスからピンチを招いた浦和だが、徐々にボールを保持できるように。12分にはグスタフソンのパスに石原広教が抜け出してネットを揺らしたが、オフサイドで得点とはならなかった。

 22分、ニューカッスルはジョエリントンの大きなサイドチェンジを起点にチャンスを作り、右のニアゾーンへ走り込んだショーン・ロングスタッフがシュートを放つも枠を捉えられず。対する浦和はその直後、スルーパスに抜け出した松尾佑介がボックス内左からゴール前へグラウンダーのクロスを供給。これに二田理央がダイレクトで合わせ、試合を振り出しに戻した。

 拮抗した展開が続くなかで迎えた29分、グスタフソンのパスに抜け出した石原がボックス内で倒され、浦和がPKを獲得。しかし、伊藤のキックはコースを完全に読み切ったGKポープにセーブされ逆転ならず。36分には高い位置でボールを奪った二田がフィニッシュに持ち込んだが、ここもGKポープの好セーブに阻まれた。すると44分、敵陣左サイドでボールを奪ったウィロックがバイタルエリアへ侵入。右へのラストパスをマーフィーが沈め勝ち越しに成功した。

 後半立ち上がりの47分、ニューカッスルは巧みなパス交換からボックス内右へ展開しチャンスを作る。ティノ・リヴラメントのラストパスを受けたマーフィーが左足の狙い澄ましたシュートをゴール左下に流し込みリードを広げた。2点ビハインドとなった浦和は、途中出場の中島翔哉やチアゴ・サンタナが惜しいシーンを作るも、GKポープが好セーブを連発し追撃の1点を与えない。

 すると59分、ルイス・ホールが狙い澄ましたミドルシュートを突き刺し、ニューカッスルが4点目を奪った。その後は両チームともに大幅にメンバーを入れ替えながら試合が進んでいく。浦和は何度かゴール前に迫るシーンを作ったが、最後まで2点目を奪うことができず。試合はこのまま1-4で終了した。ニューカッスルはこのあと8月3日に『国立競技場』で横浜F・マリノスと対戦する。

【スコア】
浦和レッズ 1-4 ニューカッスル

【得点者】
0-1 2分 アレクサンデル・イサク(ニューカッスル)
1-1 23分 二田理央(浦和レッズ)
1-2 44分 ジェイコブ・マーフィー(ニューカッスル)
1-3 47分 ジェイコブ・マーフィー(ニューカッスル)
1-4 59分 ルイス・ホール(ニューカッスル)